つれづれなるままに-日暮日記

現世の神羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

アイドル少女側のパワハラ提訴、無理なのでは

 愛媛県ローカルアイドルグループに所属する16歳の少女メンバーがプロダクションの社長からパワーハラスメントを受けたとして、損害賠償の訴訟を松山地裁に起こしました。この少女が悩んだ末に自殺していることから、親の憤りが分からないこともないのですが、小生に言わせてもらえば、この提訴、ちょっと無理があるのではないかなと思うのです。
 このニュースでまず驚かされるのは、地方それぞれにローカルタレントっているものなんだなー、しかもAKBや乃木坂などを真似した少女グループが結構もてはやされているんだなということ。そういえば、昨年姫路に旅行した時に、商店街近くの広場で少女グループが公演していたのを目撃しています。地方それぞれの街でイベントがあります。その都度中央の大物タレントを呼んでいたら金がかかりますから、確かに、こういうローカルタレントは必要なんでしょうね。
 今回提訴の件ですが、少女がローカルアイドルグループで活動している限りにおいて、それはアルバイト活動。学校などの強制性のある場と違って、嫌なら、苦しいのなら、すぐに辞めることは可能でした。高校生活に専念させることはできたはずです。それをやめないで続けていたということは、少女側に将来、AKB48のようなタレントになりたい、プロになってお金儲けをしたいという気持ちが少なからずあったからだと思います。
 他方、プロダクションの社長は、それで生計を立てているわけですから、さまざまなイベント出演を受け入れ、そこへのタレント派遣を躊躇しないはず。特に地方のイベント開催は大勢の人が街に繰り出す、土曜、日曜日に多いのは当然で、「土、日は休みたい」などという少女側の都合など考えていられなかったでしょう。しかも、少女が将来タレントになりたいと望んでいたなら、プロ意識を植え付けさせるために、社長が多少強く発言したり、無理強いがあってもおかしくないでしょう。
 タレント活動は学校生活に支障のないようになどと望むのは所詮無理な話だと思います。もう高校生で義務教育の場ではないのですから。同じようなケースとしては大相撲の力士、将棋の棋士でも学校に通いながら実業をしている人がいます。最近では、高校1年生で将棋棋士でもある藤井聡太七段が有名。彼は勝ち続けているので、かなりの時間を対局に取られ、高校への登校を犠牲にしていると思われます。だからと言って、「自分は高校生だから、対局は授業への支障がないように」などと将棋連盟に要求できるものではないでしょう。
 二足のわらじをいつまでも履き続けるというのは、どんな場合も困難です。才能豊かな人でそういう人を見かけますが、いずれかの時点でどちらかを主とし、他方を従とする選択が迫られます。あるいは、一気に他方を捨てざるを得ない場合もあるでしょう。それはそれは当人の生き方の選択です。いずれにしても、当人はどっちつかずの中途半端な形でいて、他方にこちらの都合に合わせてくれと言い続けるのは無茶な話です。


 上の写真は、黒海エーゲ海を結ぶ2つの海峡。上はボスポラス海峡を望むレストラン、下はダーダネルス海峡を運航するフェリーの中。