つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

締めはマー君で良かったのか

 今年の日本シリーズは、東京で楽天の3勝2敗になり、仙台の6戦目にはマー君が予定されていましたので、これは楽天勝利は間違いないと思っていました。そこで、勝利をゆったり味わおうと思ってテレビ観戦。2回に2点取ったときには、さらに勝利を確信しました。
 それがどうしたことか、2回にタイムリートンネルをしたロペスなる選手に2ランを打たれてしましました。続けて高橋由にも勝ち越し2塁打を打たれ、がっくり。ただ、まだ1点差だからと思って期待していましたが、楽天が菅野をぜんぜん打てない。そうこうしているうちに巨人に例の勝利の方程式なる投手リレーをされ、負けてしまいました。
 実は、この6戦目の敗戦で、残る投手陣の実力からみて、もう楽天の勝利はないだろうと思ってしまいました。そこで、昨日の7戦目は恐くてまともに見ていられませんでした。それが、あにはからんや、美馬がすばらしいピッチングをしたんですね。第3戦のいいピッチングはもう期待できないだろうと思っていただけに、本当にうれしい誤算でした。
 正直言うと、この試合、机上にある2つのコンピューターの一つでテレビ中継を流していたのですが、別のコンピューターを使って仕事し、試合はちらちらと見るだけでした。最初に2点先行したのも6戦目と同じパターンだったので、逆転されるのではないかと心配。楽天が負ける試合は見たくないので、逆転されたらすぐに消そうと思っていたところ、さらに追加点。3点リードで則本が出てきたところで、ひょっとすると勝てるかも知れないと思うようになりました。
 でも、最後にマー君が出てきたので、不安を感じました。前日に力いっぱい投げたから、もう余力はなく、雨で球がしっかりつかめないのではないか、危ないのではないかとの思いがよぎったのです。案の定、2人にヒットを打たれ、このあとHRが出れば同点という状態を作ってしまいました。最後の打者を得意のスプリットで空振りで仕留めましたが、かなりの綱渡りだったと思います。
 過去、中日の落合監督日本シリーズで、8回まで完全試合をしてきた投手を9回に替え、勝利への執念を見せましたが、今回も小生的に言えば、落合流よろしく星野監督は、それほどマー君に気兼ねすることなく、則本続投か斎藤隆などのリリーフ陣投入采配でよかったのではないかと思いました。
 いずれしても、小生自身が楽天のファンであるということを離れても、金満体質の巨人が勝つより、被災地に勇気を与えてきた楽天が勝つ方が今の日本にとって数倍良かったと思いますし、涙が出るほどうれしいです。勝利の瞬間には思わず拍手をしてしまいました。
 下の写真は、築地にある聖路加看護大の校舎。この校舎の中のチャペルで、知り合いの追悼式があったので出席してきました。