つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

一字の余計な書入れで、2万円余の損

 8月前半に中国の北京と内モンゴル自治区を訪問したことはすでに書きました。今回はその旅行の話でなく、東京−北京の航空券についての件です。実は小生、ネットでの買い物というのが嫌いで、いまだにアマゾンも使っていません。第一、読む本くらいは手に取って、目次を見て、中身を確認してという古いタイプの人間ですので。他の商品も言うに及ばずです。
 国際便の航空券もネットで買ったことはなく、自分支払いの時はいつも巣鴨の旅行社に頼んでいました。ところが、今回の北京行きに限って、「ネットは安いよ」という友人の誘いもあってネットで買うことにしました。この会社は「iJTB HTA販売センター」というJTB系の販売会社です。かつて香港のホテルを注文するときに、同行者に頼まれて一度使ったことがあります。
 前回、ホテル予約の時も、ネット上で何度も個人情報を書かされてうっとうしいなと感じていましたので、最初から嫌な気持ちがありました。でも、今回はすらすらと書きこんでいって予約OKということなりました。そしたら、好事魔多し。あとで「あなたのローマ字のスペリングが間違っている。このまま発券できないので、一度キャンセルしてもう一度取り直してくれ」との案内が来たので、びっくり仰天。
 どうもローマ字の「takanori」を「takanaori」とし、一時「a」を入れてしまったミスのようです。書いた時には、いつも書いている字なので間違いなどありえないと思っていましたが、どうも書きミスしたことは事実らしい。そこで、先方が言うには、「ローマ字が間違っていれば、あなたの搭乗に支障を来すので、キャンセルしてくれ。で、キャンセル料は2万2160円」だと言うのです。たった一時間違えただけで2万円以上とは、またまたびっくり、開いた口が塞がらなくなりました。
 いつもの旅行社なら、データが先方に行っているので、ローマ字を書くつもりはなく、万一そういう機会があったにしても、お得意さんなので、キャンセル料など請求されず、直されるはずです。それなのに、JTB系のネット発券会社は、メール上でほとんどこちらが気づくように修正の指摘をせず、あとからミスを言い、高額のキャンセル料を取るのです。そのやり口にあきれてしまいました。
 それで、メールや電話で文句を言ったのです。小生の「高則」からすれば、「takanaori」となることなどだれが見てもあり得ない話で、なぜそちらから当方にしつこく注意を促してくれなかったのか言ったのですが、取り合ってくれません。仕方なく、キャンセル料金を支払うことなってしまいました。思い出すたびに不愉快で、いまだに納得できません。
 でも、ネット上でクレジットカードも番号も書いているので、取られるものは取られてしまいました。一時は、クレジットでの支払いを拒否して、争うことも考えましたが、同時にもう一人の航空券も買っていたことがあったこと、こんな争いで時間を費やしたくないとの思いもあったので、争うことは止めました。でも二度とこの販売会社は使いません。

 上の写真は、今週末、強羅の温泉に行くため乗車した箱根登山鉄道からの景色。実は、この鉄道の沿線には紫陽花がずうっと植えられており、毎年初夏には、この花を見に大勢の観光客が来ます。今はしぼんでしまった花ばかりでしたが、花真っ盛りのころを想像しました。