つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

我が選挙区なので一応一票入れてます

 次期総理になりそうな菅義偉官房長官は、なんと小生の住む横浜市西区(南区、港南区とともに神奈川2区)を選挙地盤にしています。小生は、批判だけの無内容野党は嫌いだし、ましてや共産党などという何十年も党首(その党首は小生の高校の後輩なんですが、、)が変わらない枯渇的”保守”政党などに絶対投票したくない。特段自民党員というわけではないのですが、自民党の機関紙のコラムに定期執筆している関係上、選挙のたびに半分義理で菅氏に一票を入れています。

 コラム執筆者なので、毎春、桜を見る会には招待されます。確か、昨年の見る会で小生の近くに菅氏が来たので、「選挙区に住んでいます。いつもお名前を書いていますよ」と言って話しかけようとしました。が、彼は意外にも(?)人気があり、次から次と一緒に写真を撮りたいという人が現れて引きずられていき、小生はとうとう話しそびれてしまいました。人間、直に話す、特にサシで話すとだいたいの人柄が分かるものですが、その機会が奪われたのは残念でした。桜を見る会は問題となり、今年は御存知のように中止されました。今後、菅氏が総理になってしまったらましてや話す機会などないでしょう。

 菅氏への投票は義理-のように書きましたが、実は、彼が総務大臣の時に取り組んだ「ふるさと納税」や、官房長官になって実現させた携帯電話料金の引き下げは高く評価しています。彼は秋田県出身ですから、地方の実情を良く知っています。地方は税収が上がらず、勢い地方交付税に頼らざるを得ないし、ひも付きの国の施策ばかりを受け入れ、地方の独自策が打ち出せない状況にあります。ふるさと納税地方財政の多くを賄えるとはとても思えませんが、地方再生のムード盛り上げにはなりましょう。それ以上に、都会にいる地方出身者がその生まれ育った地に感謝し、貢献できるという税の趣旨には感動しています。

 先日の菅氏の総裁選出馬宣言で、「ダムのムダ」の解消に当たったことを本人が自慢気に話していましたが、小生、それは知りませんでした。ダムには、国土交通省が管理する治水ダム、農水省系の農業用水ダム、経産省系の電力用ダムというさまざまな用途があり、一体的に運用されていませんでした。水害の恐れがあっても農業用や電力ダムは勝手に放水できないとのこと。これは縦割り行政の弊害で、省庁全体を俯瞰する立場の官房長官になって初めて、菅氏が修正できたというのです。

 ダムに限らず、この手の「省益」から省庁が権限を手放さず、一般人には大いなる迷惑になっていることが多々あると思います。菅総理にはぜひそういう庶民迷惑を洗い出し、是正に頑張って欲しいと思います。ある自民党議員が菅氏のイメージについて「改革の人」と言っていました。携帯電話料金の引き下げのように庶民の味方になる方向の改革でしたら、われわれは大歓迎です。ついでに、立花某という男が参院選で立候補し、比例区で当選したように、NHKの視聴料金に対しても庶民レベルではかなり反発があります。これにも着手してくれたら有難いです。

 それから、このブログでも何度も書いているのですが、地方再生、活性化のためには地方出身の国会議員の数を減らしてはなりません。左翼系弁護士が主張するような杓子定規の一票の格差是正はナンセンス。これを追求すれば、人口集中の都会で限りなく議員が増え、田舎を代表する議員は減ります。これでは地方の開発計画はおろそかにされ、産業も呼び込めず、人口は増えません。一定地域には一定数の議員確保というシステムをつくるべきです。都会人の収入をふるさとに戻せるなら、都会の議員割り当ても地方に戻せるはずです。

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上の写真は、横浜駅海側にある商業施設「横浜ベイクォーター」で見掛けたチチワ。我が家の愛犬もチワワだったので、同じ犬種を見るとかわいい。