つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

「今冬に新ウイルス来襲」とインドの少年占い師

 これは日本で発行されている華文新聞を読んでいて見つけた記事です。インドに14歳の天才的なフォーチュンテラー(占い師)が現れたという話題。名前がアビギャ・アナンドという彼は8歳からホロスコープ占星術)を学び、すでに完全に修得。タミール語、ヒンディー語のほか英語、梵語など多数の言語を理解することから、さまざまな言葉で占いの”お告げを伝えているそうです。占い師としての彼が有名になったのは、今年世界的に蔓延した新型コロナウイルスを予言したことでした。

 アナンドはユーチューブに自分のチャンネルを持っており、全世界に500万人のフォロワーがいるそうな。そのチャンネルで昨年8月、「2019年11月から20年4月までの間、世界的な災難が襲い、3,4月が最も危険な状態になる。この災難は経済から航空サービスまで及ぶ」と予言、新型コロナウイルスの発生、その後の動向を的中させたのです。これだけでもすごいので、俄然注目されました。となると、世界のフォロワーは彼の次の予言が気になり、それを求めたのです。

 驚いてしまうはアナンドの次のお告げ。今年4月、「今年から来年にかけて、われわれは新型コロナウイルスのワクチンを開発できるが、新たなウイルスや細菌が再び世界的に出現する恐れがある。これはホロスコープが示す必然的な現象。全世界の人が心を入れ替えない限り、乗り越えることはできない」とおどろおどろしい内容を語っています。彼が言うには、今年12月20日木星土星が大接近する日(他のサイトでは最接近日は12月21日)であり、これが世界的な大災難を引き起こす。その災難とはウイルス、細菌であり、来年3月末まで続くというのです。

 アナンドは「危険な時期は12月20日からでなく、実際は11月20日から始まる。なぜなら、木星がやぎ座星(キャプリコーン)に突入すると、危険な状態になるから」と言う。さらに「古来、ホロスコープの書物には、木星土星が接近すると、コレラなどの疫病、飢饉が起きると書かれている。来年2月が最も用心しなければならない時」と不吉な予言もするのです。あまりにも反響が大きかったせいか、ネットチャンネルでの未来予言については、アナンド自身が削除したと言います。

 木星土星の接近が危険だという予言は、他の占い師のサイトからは見いだせません。むしろ、惑星接近は滅多にないので、絶好の天体観測の機会だと暢気に語っているだけ。小生は基本的に占いは信じませんが、アナンドの言うように、今後次から次と形を変えたウイルスは出現するような気がします。ですが、それが今冬だとは思いたくない。今は新型コロナウイルスでさんざん社会、経済が痛めつけられているのに、この上またまた新たなウイルス脅威だなんて絶対にやめて欲しい。人間、未来についてはなるべく楽天的に考えたいですから。

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 上の写真は、横浜の市街地にある植え込みの花。その名を知らず。