つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

横浜、横須賀の卵の腐った臭いは不気味だ

 トランプという御仁、やはり面白いというか、ユニークというか。獲得選挙人数で明らかに負けているのに、「選挙に不正があった」と根拠もなく文句をつけていまだに負けを認めず、法廷闘争に出ています。それどころか、選挙戦最終盤の時に「選挙結果など興味がない」とばかりに2日間にわたりゴルフに興じ、その上そりが合わないエスパー国防長官の首を切る始末。あきらめが悪いなどという言い方より、往生際が悪い、悪あがきという言葉がふさわしい。およそ大統領としての矜持、政治家としての品格を持ち合わせていない、単なる品性下劣な商売人でしかありません。

 スポーツの世界では「good loser(素晴らしき敗者)」といって、ゲームに負けた選手が勝者を讃えると好感され、その敗者は一層輝きを増すことになりますが、トランプ氏はそんな行動をみじんも考えていないようで、いまだにバイデン候補を口汚くののしって、分裂を煽っています。こんなことをしていると、彼の治世の1月19日までどころか、さらには1月20日以降の新大統領の米国がどうなってしまうのかと世界は不安になってしまいます。彼の振る舞いを見ていると、結局、「アメリカ・ファースト」でなく、「トランプ・ファースト」「自分ファースト」でしかなかったのかなと思います。

 それはともかく、最近、横浜から横須賀にかけての街中で異臭がする、ガス臭いという情報が相次いでいます。ガスというより卵の腐った臭いと言います。ホワイトハウスの腐った御仁も問題だけど、こちらの方が身近だけにもっと深刻。小生も日常的に使うJR横浜駅の中央コンコースで多くの人が先日「臭いを感じた」と証言していましたが、内人の友人によれば、昨日は「横須賀でその臭いが漂っていた、海の方から」との話です。卵の腐った臭いとは、要は火山地帯で発生する硫化水素でしょうから、そうであれば何やら噴火の可能性を予兆させ、怖い感じがします。

 1990年代に、米ロサンゼルスの地下で火山活動があり、市内の地下鉄などで溶岩流が出てくるというストーリーの「ボルケーノ」なるパニック映画がありました。大都市でまさか噴火など起きまいと住民は高を括っていますが、それは単なる思い込みでしかありません。日本でも現に、1990年ごろ、静岡県伊東市の市街地海岸からそう遠くない海底から噴火する騒ぎがありました。伊東市街地近くであって、どうして横須賀市の海岸近くで起きないなどと言えましょう。

 1980年代には、伊豆大島三原山が噴火し、全島民が避難しました。その後に三宅島でも噴火がありました。伊豆七島伊豆半島、富士山に至るラインは富士火山帯と言われ、随時火山活動が起きる可能性があります。富士山の噴火も今たまに世間話の俎上に載りますが、実際に300年前の1700年代に宝永噴火があったのですから、決して無茶な話ではない。富士火山帯のラインが度重なる地震で微妙にずれて関東の横浜、横須賀辺りに接近、地下で火山活動の素地が出てきたようだと誰かがヨタ話を飛ばしても、完全に否定されないでしょうね。

 火山活動は大袈裟にしても、今、地権が関わらない大深度地下の開発が進めらています。これも開発し過ぎると問題です。先日も東京・調布市で道路の陥没がありました。大深度地下東京外郭環状道路の掘削をしており、これが影響したのではないかとの見方がされています。建設している当局は否定していますが、地下に20メートル近い空洞を掘るのですから関係ないことはないでしょう。

 こう言っては大変失礼ながら、道路が陥没するくらいならまだ良いでしょう。地球の中心は溶岩の塊ですから、これが大深度の建造物に滲み出してくるようなことがあったら、それこそ一大事です。パニック映画「ボルケーノ」のロサンゼルスと同じように、首都圏がボルケーノ活動の中心になってはたまりません。そう言えば、横浜駅直下の大深度地下にも東横、みなとみらい線駅の空洞がありますから、不気味です。

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 上の写真は、やっと色づき始めた横浜・大岡川岸の桜の木。下の方は、小生の郷里千葉に墓参りに行った時に友人に撮ってもらった一枚。バックは千葉市内にある猪鼻城。