つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

山手線駅頭で「マスク外せ」を叫ぶ集団がいたとは

 先日、勉強会の知り合いと話していて、世の中にマスク拒否運動を展開している集団がいることを知りました。目黒駅の駅頭で、マスクをしない数人(10人程度か)が大声を上げながら、「マスクは止めよう。マスクしても感染予防の効果はない」とわめいていたというのです。以前は、飛行機内で不装着を注意されたのにもかかわらず、断固装着を拒否して、挙句に途中の空港で降ろされるケースもありました。世の中、無言のうちにマスク装着が当たり前になっている時に、なんでこれほど意地を張るのか、意固地になる人がいるのか、不思議でなりません。

 前にも書きましたが、小生は花粉症もないし、もともとマスクなどやりたくない。息苦しいし、自身、それほどの予防効果を感じていませんから。ですから、出がけについつい忘れてしまって、外に出てから気付いて、何とかカバンの中のスペアで間に合わせることもあります。マスク嫌いですが、皆が半分義務のようにやっている時期に、断固拒否の意地を張ることはしません。今、世間常識がマスク装着であるなら、それに従うのがスジでしょう。

 でも、世の中には酔狂な人たちもいるものです。大勢の人が集まる山手線の駅頭で、わざわざ「マスク外せ」などとわめくとは。まさに余計なお世話。マスクの効果を絶対的に信じる人にとっては、彼らの飛沫が飛び放題なのを見て、犯罪的な行動としか映らなかったでしょう。知り合いによれば、実際にある老人が「お前ら非常識じゃないのか」とこの集団に食って掛かったとのこと。すると、反マスク集団は逆に老人を取り囲み、暴力行為にも出る勢いで迫ってきたというのです。多勢に無勢で、老人は仕方なく、その場を離れたそうです。

 相手が一人ならマスク警察も注意しやすい。しかし、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではないですが、世間常識に従わない人、非常識の人間が大勢の集団でいると周囲の人は怖くなり、やはり注意するのはびびってしまいます。反マスク集団はその後どうなったのか知りません。駅員に大声出しを止められたのか、だれかが警察を呼んで注意してもらったのか。でも”確信犯”ですから、簡単に注意されただけでは柳に風。移動して別の駅頭でも続けていたと思います。

 それにしても、一銭にもならないことに熱意を燃やす酔狂な人というか、お馬鹿さんはいるものですね。一体彼らはどういう方法でマスク拒否の仲間を集めたのか、どういう意図があって、なぜわざわざ街頭行動に出ようと決心したのか。もし、好奇心旺盛な小生が直に遭遇したら、思わず取材してみたくなります。

 でも一方で、過激なマスク警察にも閉口します。無言で歩いている赤の他人に、マスクをしていないと、指を差したり、口頭で注意する人がいます。まあ、これも閉鎖された室内などで不装着を注意されるのは致し方ないとしても、明らかにソーシャルディスタンスが取れている路上においても不装着を指摘してくるのは、余計なお世話だと思うし、げんなりしてしまいます。

 上の写真は、横浜・阪東橋近くにある「横浜橋商店街」のアーケード。店主、店員のほとんどが中国人か朝鮮・韓国人。異国にいるような感じです。商品の値段は安い。