つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

トリチウム問題でも相変わらず「お笑い韓国」

 一昨日、テレビのワイドショーを見ていたら、日本政府が福島第一原発から排出されたトリチウム含有水を海洋投棄するよう決めたことに、韓国側が怒って、ソウルの日本大使館前で抗議の「髪切り」活動を行ったとのニュースがありました。この国の一部の人は、関わる相手が日本と見ると毎度異常な反発行動に出ます。それは予想されることで別段驚きもしませんが、明確な根拠もない抗議行動は理解に苦しむし、それ以上にばかばかしさに呆れてしまいます。本当に「お笑い韓国」という言葉しかありません。

 女性が長い髪を切るのは勇気が要ることだと思いますが、日本大使館前で若い女性を含む何人かが椅子で横に並び、バリカンで髪の毛を切り、坊主になっていました。日本がトリチウム水を海洋投棄することに抗議するとのことです。本来、外国の施設周辺でこうした抗議行動をするのはウィーン条約違反。ですが、「慰安婦」なる少女像も大使館前や釜山の領事館前から撤去されていませんし、相変わらずやりたい放題でウィーン条約違反を続けています。

 トリチウム水の海洋投棄は現在、世界で普通に行われていることです。原発が通常運転してても排出されるので、現に日本に文句を言っている韓国の原発も同様。古里原発は年間45兆ベクレルのトリチウム水を海洋に出しています。中国の大亜湾原発は42兆ベクレル、英国のある原発などは390兆ベクレル、”原発先進国”のフランスでは1京3700兆ベクレルのトリチウムを出しています。それに比べて福島第一原発トリチウム水の放出水は計画段階ですが、年間22兆ベクレルでしかありません。

 トリチウムは水素の仲間ですから、酸素と結びつけば水になります。広い海に放出するのでしたら、それほど神経質にならなくてもいいどころか、無視してもいいくらいのことです。ですから、太平洋の対岸にある米国やカナダ、さらには原子力問題を扱う国連のIAEAも「問題なし」として投棄を認めています。自国はしているのに他国は批判できないというのが彼らの立場です。今回、髪を切り落とした韓国のエキセントリックなおねいちゃんたちは、世界はそんな状況にあること、自国も大量のトリチウムを日常的に放出していることを承知しているのでしょうか。

 日本の放出を問題視しているのは中国、韓国、台湾だけ。この3国(地域もか)は、どういうわけか、福島県はじめ周辺地域で産出した農作物や魚介類の輸入をいまだにストップしているのです。事故から10年も経ち、日本国内では十分安全性が証明されているのに、異常な拒否反応は理解不能。コロナ騒ぎ以前に大勢日本に来たこれら3国のインバウンド客は平気で日本の食材を食べていたでしょうに、なぜ自国には入れないのか、日本産が嫌なら日本旅行の時も自国から食料を持ってこいと言いたくなります。

 と見てくると、日本のトリチウム水放出に文句をつけるのは安全性の問題というより、政治的な理由、あるいは感情的な発露であるとしか思えません。文在寅大統領は、国際海洋裁判所への提訴も検討するとか言っているけど、これも日本嫌いの感情的発露でしょう。でも面白い、やるならやってみろだ。裁判の過程で自国の原発トリチウム排出量の方が多いことが暴露され、恥をかくのは自分の方だぞ。

 日本軍の慰安婦慰安婦というけど、韓国軍がベトナム戦争に参戦した時に現地ベトナム人女性をどれだけ慰安婦としてきたか。戦後にベトナムで韓国人の血を引いた子供が大量に生まれました。韓国人の女性ジャーナリストがこの事実を暴露しようとしたところ、同国の在郷軍人会が猛反発、さらにはマスメディアも封印してしまいました。日本批判をしている最中に自国の同じ恥をさらすのはまずいという判断なんでしょう。報道の自由がない中国でならあり得る話ですが、韓国も一応自由と民主主義を標榜している国なのに、随分自分勝手な対応です。ですから、日本もこんな勝手な国にいちいち関わることはないでしょう。

 上の写真は、東京・千鳥ヶ淵の花大根と北の丸公園熊笹。