つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

今さら、ワクチン不足なんて脅しは止めにして

 またまた非常事態宣言発出とか。小生もそうですが、世間全般がもううんざりと言った感じです。オリンピックが始まるというのに、こんな世間全体をこんなマイナスムードにしていいのか。街中を歩くと、ほぼ全員がマスクをしているのに、酒場だって8時や9時過ぎにはほとんどのところが閉まってしまうのに、なんでこんなに感染者が増えるのか、不思議です。政府と地方自治体がオリンピックの前に国民を脅かし、静かにするよう意図的に感染者の数字を上げているのではないかとさえ勘ぐっていまいます。 

 小生はワクチン対応の遅い神奈川県の住人なので、まだ2回目ワクチンは終わっていないのですが、日本全体で見れば、65歳以上で希望する人は2回までほぼ打ち終わっている状況だと思います。であれば、重症化するのは圧倒的に老齢者が多いのですから、この年齢層がほぼ打ち終わっているとすれば、病床、特に集中治療室(ICU)やエクモの占拠はなくなるので、それほど緊迫性はないように思います。

 感染が広がっているのは、感染を怖がらない若年世代だと思います。彼らはある意味、”確信犯”的であるので、政府もそれほど重大視する必要もない気がします。確信犯というのは、感染しても若いから免疫力があり、重症化しない、まして死ぬことなって考えられないと確信していること。毎年冬に流行するインフルエンザ程度との認識なのかも。若年層にいろいろ聞いて見ると、昨年春の志村けん死亡時のような恐怖心は結構なくなっています。ですから、感染しても構わないと考える人たちに、今さら非常事態宣言を出したところで、正直なところ、意味ないような感じがします。

 一律に酒場での飲酒を禁止して、本当に効果があるのか。再三書いているけど、もう狼少年の掛け声なのではないか。政府が恐怖心を煽っても、みんな恐がりません。飲みたい奴は、何とか場所を探して飲みますよ。小生は横浜・桜木町の飲み屋街・野毛近くに住んでいるので、たまにこの通りを散歩します。結構な人出です。まあ、神奈川と東京は違うのでしょうが、外から覗う限り、飲み客が感染を怖がっているようには見えません。もっとも怖がっているなら、飲み屋街には近寄らないでしょうが、、。

 話題を変えてワクチンの話。河野太郎担当大臣は、ファイザーのワクチンが不足気味になっていると言い始めました。ひと月前ほどには、1日100万人に打つなんて豪語していたのに、今さら足りないなどと言われても、怒りを通り越して呆れてしまいます。なぜ不足するのか。計画的な配給であるのなら1カ月前から分かっていたはずなのに、その時は安心させといて、急に180度違うことを言われても納得できません。小生を含めて、65歳以上でもまだ打ち終わっていない人がいます。せめて重症化する恐れのある年齢層には、安心させる一言があってもいいのかなと思います。

 テレビのワイドショーによると、ワクチンは最初にファイザーを打ったからと言って、2回目も同じブランドで打つ必要はないそうです。つまり、混合接種が可能。であれば、1回目がファイザーであっても、2回目はモデルナであろうと、アストラゼネカであろうと、どれでも良いということ。小生もそれほどこだわっていません。ただ、1回目を打った以上、それが無駄にならないよう2回目も打ちたいというのが偽らざる気持ち。政府もワクチン不足を告知する時に、高齢者には混合接種でも大丈夫などという安心感を与えるコメントも必要かと思います。

 西側ワクチンならどれでもいいのですが、中国製、ロシア製は御免被りたいです。中国製は、治験結果が明らかになっていないし、WHOからも有効性を疑問視する声が出ています。恐らく日本に入ってくることはないと思われますが、一応頭に入れておきます。というのは、将来、中国を訪れる際に、嫌がらせで中国製ワクチン接種以外にワクチンパスポートを認めないなどと言われることもありそうなので。現在、EU諸国間をフリーに往来できるワクチン証明書は、中国製ワクチンの接種を除外しています。ですから、何でも西側のやることに報復する中国は、ここでも報復に出るかも知れません。

 中国が西側諸国の渡航者にそういう報復に出るなら、仕方がないです、効かないと分かっていても、事前に中国製を打たざるを得ないんでしょうね。まあ、そんな自由に旅行できる日がいつ来るのか予測できませんが、楽しみにしています。またまた、非常事態のトンネルに入りますが、出口のないトンネルはない。止まない雨はない、明けない夜はない、終わらない恋はない(?)、頑張りましょう。

 上の写真は、野毛山公園のカラフル紫陽花。これは半月前ほどの写真で、もう紫陽花の時期は終わりました。