つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

感染者増は、若者のリスク無視によるものだ

 8月に入って、オリンピックも半分終わり、日本人選手の金メダル獲得も1日現在、17個という過去に例をみないほどの多数になっています。その半面、なぜか非常事態宣言期間中なのに、東京都の新型コロナウイルスの感染者が7月31日に4000人超えという異常事態。まさに喜びと悲惨さ、プラスマイナス、正と負という裏腹の関係が続いています。オリンピック反対論者は「だから言わないこっちゃない」と五輪と感染者激増を結びつけて非難する奴が出て来るでしょうが、小生はまったく関係ないと思います。要は、国民一般の自覚が足りないのです。

 3,4日前、伊勢佐木町ストリートに散歩に出て、ついでに暑いから、唐揚げを肴にビールでも飲もうとチェーン店の「ガスト」に入り、注文したところ、「酒類は出せません」と断られました。神奈川県はまだ非常事態まで行っていないのに、県独自の判断による東京同様の措置か、あるいは店の自主規制か、分かりませんが、、。チェーン店は酒類提供禁止を厳格に守っているようです。一応、断っておきますが、小生はすでに2回ワクチンを打ち、まあまあ感染拡大に関与する立場にありませんし、きちんとマスクもしています。

 街を歩くと、マスクをしていない人を見つけ出すのは困難なほど、ほとんどの人がマスクを着用しています。日本人は基本的に特別な存在になるのを嫌がり、多数と同化する傾向があります。マスク人間ばかりですから、街で感染することはほとんど考えられない。ところが、野毛の飲み屋街に行くと、結構開いている店も多い。人出も若者が中心で、外で飲んでいる人は少なくないように見受けられました。見たところ、高齢者が少ないのは、ワクチンをしてても、外での飲食は遠慮しているからのようです。

 神奈川県も東京の患者増に比例して1000人超えとなっています。若者にはまだワクチン接種が行き渡っていないという現状からすれば、こうしたリスク無視の若者たちが酒場で飲み騒ぐのは無謀で、彼らが感染を広げているのは間違いないように思えます。まあ、「感染しても死ぬことはない。インフルエンザ程度だろう」と高を括っているせいなのか。こういう状態なら、酒場を中心に感染が広がるのは無理からぬ感じがします。それなら、仕方がない。若者が感染するのは、ある意味、自業自得であると突き放すしかありません。

 この感染拡大をオリンピック反対の左翼系の人たちは、オリンピック開催と結びつけて非難するんでしょうね。でも、関係ないでしょう。大勢で応援できるような街のスポーツバーは閉まっているし、ましてや大型スクリーンによるパブリックビューイングなどの施設もない。少なくとも街でオリンピックを理由として人が集まる場はない。個人の家で集まることはあると思いますが、でもそれは、何もオリンピックに限ったことではない。プロ野球でも、高校野球でも、大相撲でも仲のいいファンが集まり、応援することはあるでしょう。

 オリンピックの結果については改めて書くことにしますが、半分を終えたところで敢えて感想を言わせていただければ、開催して本当に良かったと思います。競技、ゲーム自体十分楽しめましたし、日本人の活躍、勝利は同胞として本当に嬉しい。日本人が表彰台のセンターに立ち、日の丸が演奏されるとなぜかジーンとくるのは、その選手が努力してきた結果、栄冠を勝ち得たことへの共感のほかに、自分も彼らと同じ国民、同じ大地に暮らし、同じ言葉を話す日本人であるとの思いが募ってくるからでしょうか。開催してくれてありがとう。

 上の写真は、伊勢佐木町モールの量販店「ドンキ・ホーテ」店前にある熱帯魚の水槽。中にへんな人形を入れて、しらけさせています。