つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2021-01-04から1日間の記事一覧

永倉新八がテーマの時代小説序章

「散切り頭の新八独り旅」その1 日暮高則 第一章 四半世紀ぶりの京の街 早朝、汽車が鉄道のホームに滑り込んだ時、窓から見える空はどんよりと曇っていた。 明治二十四年〈一八九一年〉春、新暦の三月末の京都駅(停車場)。まだ肌寒さが残る。 <道場の仲…