つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

四川省の4000メートルの峠

再び、四川省の旅に戻ります。小生は、チベット、新疆ウイグル、青海省、雲南省と中国の辺境は全部行っており、チベットなどでは高山も経験しています。ですが、蜀の国である中部の四川省にこんな高い山々があるとは、ほとんど想像外でした。もちろん、ミニ…

サンゴ礁には彩りなく

前回に引き続き、タイ・サムイ島の風景写真を掲載します。 写っているのは、サムイ島からマレー半島の方に向かって1時間半ほど船に乗ったところにある無人島タン島です。ここは複数の島から成っており、かつて軍事基地があったため、軍管制下にあったのです…

南の島でもサムイ島

中国旅行のあと、またまたタイに行ってきました。 タイのコサムイというところです。コはK0hで、タイ語では島の意味。つまり、サムイ島ということになります。南国で「小寒い」とは滑稽な名前です。北極圏に近いアリューシャン列島にアッツ(暑っつ)島と…

瀘定橋は観光地になっていた

瀘定橋をご存知でしょうか。 それは、四川省の山奥、大渡河にかかる吊り橋で、中国共産党の紅軍長征史上に名を残すところです。紅軍は貴州省、雲南省から四川省に入り、同省では成都を迂回しながら、西側の山岳地帯を北上します。ただ、どうしてもこの大渡河…

会師場所にいたかわいい少女

前回は、汚い話を書いてすみません。でも、これが中国の現実であることをご理解ください。中国は、なんか、えらそうな顔して対日批判を繰り返しているけど、このトイレの絵は、そんなことよりお前たちにはもっとすることがあるだろう、という小生の間接的な…

20数年前を想起させる厠(かわや)

北京に住んでいた20数年前、中国は今の繁栄ぶりから想像もできないほど、貧しさが漂っていました。昨今の金、金、金がすべての中国を見ていると一面、あのときの方が良かったと思うことさえあります。 ただ、当時、地方に取材に行って面食ったのは、便所の…

四川省の山奥、毛儿蓋はシャングリラ

中国共産党は、1934−35年、実に25000華里に及ぶ長征の旅の最後に、大湿原という難関に突入します。この最後の局面で、紅軍は、みぞれが降る中、来る日も来る日も泥沼に足を取られ、食べるものもない状況に追い込まれるのです。その大湿原突入の前…

成都、陳さんの店の麻婆豆腐

四川省の省都成都で、同行のガイドがいちばんうまいマーボ豆腐の店と推奨する「陳氏麻婆豆腐店」に行きました。小生は辛いものに眼がない。小生は、横浜・中華街『重慶飯店』本店のマーボが日本で一番うまいと思っていますし、家が近いからときどき食べに行…

北京は排気ガスの中

北京、四川省への旅行から帰ってきました。 北京は20数年前に住んでいた街、大変懐かしいのですが、今度行って、ますます空気が汚れていることにびっくりしました。排気ガスで街にもやがかかって、100メートル先が見えない状態です。 国際オリンピック…