つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

四川省の山奥、毛儿蓋はシャングリラ

中国共産党は、1934−35年、実に25000華里に及ぶ長征の旅の最後に、大湿原という難関に突入します。この最後の局面で、紅軍は、みぞれが降る中、来る日も来る日も泥沼に足を取られ、食べるものもない状況に追い込まれるのです。その大湿原突入の前に紅軍が滞在した毛儿蓋という場所に行ってきました。四川省北部の標高は3000メートル以上の山岳地帯にあります。
毛沢東らはここで10日間ほど滞在して会議を開くのですが、その会議の場所はラマ寺で、今でもありました。ただ、建物は文革で壊されたため、その後再建されたものです。
この毛儿蓋はチベット族が住む山峡の草原にあり、すばらしい風景。しかも、山越えしなければ簡単には行けないところ。雲南省にもシャングリラという地名があり、小生も行ったことがありますが、毛儿蓋はその地にひけを取るものではありません。(以下の写真)
ただ、感動にひたることはできず、高山病で反吐をはいてしまいました。やはり、小生は高山は苦手です。