つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2007-01-01から1年間の記事一覧

銀座お多幸より関西風の薄味おでん

いつだったか、会合の帰りに銀座8丁目にあるおでん専門店「お多幸」に連れて行かれました。われわれが入ったときはまま店内は込んでいなかったのですが、2時間ほどいて帰り際、すでに7時を過ぎていたころには、店の前には行列ができていたのです。たかだ…

今もある東アジアの華夷秩序

クリスマスも近い12月21日夜、慶応大学東アジア研究所が開いた講演会に行ってきました。東大大学院の張啓雄という先生が中国人の国籍問題と中華思想との関係について話をしたのですが、今回、それには触れません。小生が講演のあとで先生に聞き、その答…

年賀状書きと第9交響楽

毎年、クリスマスのイルミネーションが街にともると、ああ今年も終わりだなーという感慨が出てきますが、それ以上にああ大学の後期授業ももう少し、年賀状を書かなければ、という気持ちが強くなります。その後期授業も先週土曜日をもって終わり、年賀状もこ…

地方経済は低迷、内匠頭の刃傷はなぜ

小生が参加している勉強会が毎年、決まって湯河原の日本新聞協会寮で開く忘年会に今年も行ってきました。多士済々が集まる会合なので毎回楽しみですが、今年もマスコミ関係者を中心に総勢30人が参集し、にぎやかでした。 そこで、小生が何人かと会話を交わ…

ばかな笑い話を3題

大学と翻訳会社への週6日の勤務、それに夜は頼まれた中国語の翻訳と、貧乏ヒマなしの状態で、ブログを書く時間がありません。あるいは、現在、それほど吐き出したくなるほどの思いがないのかも知れません。 あれよあれよと言う間に、今年も残すところあと3…

日本の対外発信のあり方でミニシンポ

中国は共産党の一党独裁の国であるだけに、党中央に宣伝部という部署があって、対外的な宣伝はここが一元的に支配しています。たとえ国務院(内閣)の一部門でもあっても、党の決定に違反して独自に情報を発信することはありません。 そういう国を相手にして…

中国人と愛は語れるか

私の飲み友達である河添恵子さんが新書を出しました。その題名はなんと「中国人とは愛を語れない!」というものです。題名から、かつて中国人と恋愛し、裏切られた経験を書いた本かなと最初は思いました。が、そうではなく、彼女の留学時代や仕事を通じて中…

松本清張推理小説は動機重視がいい

さっきまで、ビートたけし主演、松本清張原作のテレビドラマ「点と線」を見ていました。機関車のある列車、聖徳太子の千円札、チャンネル回転式のテレビ、ビッグノーズの路線バスなど、昭和30年代の風景を再現していて、懐かしさを覚えました。 話題の映画…

7000メートル以上は神にゆだねる

今回も、無酸素・単独で8000メートル級の山を登る若き登山家、栗城史多(くりき・のぶかず)君の話の続きです。 前回、彼は登山の成功を祈って肉食絶ち、女性絶ちをすると書きました。何かを成就するため、自分の好きなことを絶つというのはよくあること…

登山家は肉食を絶ち、禁欲になるべき

友達が主宰している勉強会の講師として、登山家の栗城史多(くりき・のぶかず)君(右の写真前)が来てくれました。彼は、無酸素・単独で8000メートル級の山を登る日本でも稀有なアルピニストです。いかつい男を想像していましたが、小柄でなんととても…

これでいいのか、道徳なき学生

先般、小生の中国語の授業中、机の上に突っ伏して携帯をいじっている学生がいたので、「お前は教室から出て行け」などと激しく叱りました。彼は毎回、こうしたことをしていたので、小生も少し感情的になってしまいました。 が、その後、彼が取った行動は、授…

丹沢で味わえた赤いもみじ

11月4日の日曜日に丹沢の大山を登ってきました。当日は、これ以上ないといった晴天、絶好の登山日和でした。連れは70過ぎの男性と65歳の女性で、小生も50歳代後半ですから、平均すると中年登山どころか、もう老年登山の部類でしょうか。 小生の大山…

タリバンへの攻撃は正義か悪か

小生のブログにNOHARRAさんという方から、以下のコメントをいただきました。『タリバン(およびそれに付随する住民)に対する空爆が正義といいうるのでしょうか? 将来の人民の幸せにつながるかのでしょうか? 、お考えをお聞かせください。』タリバンに対す…

再び、わがマンションからの富士山

わがマンションから、富士山の変化を見るのが、秋から冬にかけての楽しみです。前回、紹介したときには、頂上付近の雪はまだパラ雪程度でしたが、今週初めの富士山はすでに、しっかりと冠雪しています。この雪の付き具合は、まさに銭湯の背景に描かれる富士…

給油つぶしのISAF参加論は筋違い

小生は、「自由と民主」という与党・自民党の機関紙に、何人かの交代でコラムを書いています。以下はつい最近、書いたもので、近く発行される紙面に掲載されると思います。 −− 自民党の機関紙に書くには恐れ多いことなのだが、民主主義国家であれば本来、二…

富士山の見える風景

下の写真は、小生の横浜の自宅マンションの部屋から見える富士山です。右手に丹沢山塊が見え、左手前の高層ビルは横浜市立大旧病院です。前の高速道路は、ベイブリッジから延びた狩場線。家のすぐ近くに新山下インターがあり、狩場線は左の方角に行くと、保…

中国でも大学生就職難の時代

以下の写真は、帝京平成大学の中国人留学生2年生のクラスメートです。ここは教室なのですが、いかにも教室らしくないところが昨今の大学の特徴です。 学生は、中国の上海市、浙江省、福建省、河南省から来ています。いずれも素直なところが日本の学生と違う…

ダンボール入り肉まんは事実?

先週土曜日13日、知り合いの宮崎正弘さんの仲介で、中国人のフリージャーナリスト、周キン(京のへんに力のつくり)氏や翻訳者の廖建龍さんらと会食しました。周氏は、「中国の危ない食品」という本を最近、日本で出版したため、わざわざ北京からプロモー…

温泉はやはり白濁がいい

体育の日が絡む連休時期に、栃木県日光の山奥にある八丁の湯という湯治場に行ってきました。下の写真がそのときの小生ですが、お湯は透明系でした。 いつだったか、長野県の北アルプス下の名湯白骨温泉で、白濁の湯が出なくなってしまったことから、温泉の素…

大内宿は作られた空間のよう

10月初め、体育の日の連休を利用して、温泉と歴史の旅を楽しんできました。温泉は後日報告するとして、歴史は、福島県の南会津(下郷町)にある大内宿を訪ねました。 小生は、歴史的街並みには尋常ならざる興味があり、これまでも日本では、飛騨高山、妻籠…

カーキ色上着とへそ出しルック

下の写真は、今年北京に行った折、最大の繁華街、王府井(ワンフーチン)で撮ったものです。被写体の女性は、小生とは何の関係もありません。たまたま、ワンフーチンの歩道上にあるブロンズ像が面白かったので写真を撮ったところ、その中に女性が入っていま…

CATVの社長になった勉強会仲間

小生の参加している勉強会で、東急電鉄系列企業の社長になった方があり、その就任パーティーが9月28日、日比谷のプレスセンター9階で開かれました。 その御仁は、写真の真ん中に収まっている渡辺功さんで、まだ51歳。東急はその中興の祖、五島昇氏がそ…

明日から、中国人留学生相手

明日から、千葉の市原にある帝京平成大学の秋学期授業が始まります。今後、毎木曜日、横浜の自宅から2時間半かけて通います。 担当は中国人留学生向けのフレッシュセミナーという授業で、日本語教育がメインです。かつての中国人留学生のイメージからすると…

映倫、ビデ倫の存在理由について

9月22日、小生の出ている勉強会に、映倫とビデ倫の人が来てくださり、その機構や生い立ち、存在理由について講演していただきました。 映倫はご存知のように、性や暴力表現などについて、映画団体側が自主規制する組織として存在しています。審査の結果、…

元台湾外交官、張超英さんの本

台湾政府の駐日代表処で広報担当をしていた張超英さんという人がいました。いましたと言うのは、昨年、不幸にして70歳ちょっとの年でかの地に旅立たれてしまったのです。 なかなか、情報通であり、人づきあいがよく、多くの新聞記者に好かれました。小生も…

日本の歴史教科書は右?

今、大学に行かない日は、日比谷の日本プレスセンタービルに通っています。ここの2階にある「ジャパンエコー」という翻訳会社で、中国語の翻訳の監修をしているのです。日本の歴史教科書の翻訳チェックが主です。 歴史教科書は中韓両国にいろいろ問題視され…

生涯でも忘れがたい100キロレース

普通、海外で知り合った人であっても、仕事上の付き合いとか、たまに酒を飲むだけの関係だったら、日本に帰国したあとそれほど親しく付き合うことはないと思います。なぜなら、日本には日本の友人がいるし、会っても、結局、昔を懐かしむだけの会合になって…

ポルノ小説家の芸者さんがサイン会

前にこのブログで紹介しましたが、熱海の芸者さんでエロ小説、もといポルノ小説を書く人がいます。下のアドレスにある冴月さくらという人です。彼女の書いた「艶々日記」という本が映画化されることが決まり、今、熱海でロケ中だそうです。どんな小説でも、…

香港山海径倶楽部同窓会開く

香港駐在の際、山歩き、海歩き好きが集まった香港山海径倶楽部の同窓会が今年も、軽井沢でにぎにぎしく開かれました。 小生は、みんなから遅れて7日金曜日夜、仕事の帰りに新幹線で駆けつけました。ちなみに、新幹線だと東京−軽井沢は1時間ちょい、本当に…

香港山海径倶楽部とは

今年も、香港山海径倶楽部の同窓会の季節になりました。小生が、香港で属していたある趣味のクラブのメンバーで日本に帰国した人たちが年1回集まる会合です。 ところで、香港というと、どういうイメージを持ちますか。多分、摩天楼、その下のごちゃごちゃし…