つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

内閣広報官の弁解には恐れ入りました

前首相の安倍晋三氏は、常識外の行動に打って出る”飛んでる妻”に足を引っ張られていたが、その後を引き継いだ菅義偉氏は、ロン毛にサングラスの恰好で会社に通うという“破天荒”な息子に悩まされているようです。民主党政権以前の総理であった麻生太郎氏は、…

「散切り頭の新八独り旅」その3

第三章 娘の消息を尋ねて(続き) 祇園への道は往路と違って、白川対岸の土手をたどった。左手に東山を仰ぎながら、やや下り坂の道。柳の木のすだれを通して南禅寺塔中なども遠目に見える。 さらさらと流れる白川の水は清らかで、白鷺が数羽、川中で魚をつい…

スーチー女史は軍内民政派を手なずけるべきだった

今のミャンマーの事態を見ていて、ちょっと解せないところがあります。それは、国民の大多数が軍政に反対し、ゼネストも辞さない状態にあるにもかかわらず、どうして軍内から市民に同調する、味方する人が出てこないのかという点。小生はずっと疑問に思って…

英のEU離脱も日本の小選挙区制も隣の芝生だ

英国がEUから離脱して丸1年と少しばかり経ちましたが、英国のこの決断が本当に良かったのかと疑わざるを得ないところが多々表れてきました。何事にも大きなシステム転換を図った場合、メリットもある一方でデメリットも出てきます。そのデメリットは予測され…

藤井聡太君、高校中退とはカッコ良すぎる

将棋界に現れた大天才、藤井聡太君はその話しぶり、落ち着きぶりからして、人間的にも只者ではないなと思っていましたが、今回、高校を中途退学したというニュースを聞いて、改めてその感を強くしました。3月には高校を卒業できるというのに、わざわざその2…

新疆ウイグルの人権状況に文句言うのは内政干渉か

当ブログへのアクセスが少なくなっています。これは、時事問題を取り上げた翌日に「散切り頭の新八独り旅」を掲載しているからのようです。ページを開いても時代小説ばかりで、その前の記事は読まれない。新選組の生き残り隊士が20数年ぶりに京都を訪ね、娘…

「散切り頭の新八独り旅」その3

第三章 娘の消息を尋ねて 明治二十四年(一八九一年)三月末。春とはいえ、早朝の京都はまだ寒い。 寺の本堂から大勢の僧たちの読経が聞こえてくる。 永倉新八にとっては、新選組の屯所としていた時代に慣れ親しんだざわめきで、妙に落ち着いた気分になり、…

銀座遊び議員に鉄槌加えるなら対立候補も

小生は、自分も老人に近づいているので、「老害」という言葉が好きではありませんが、最近の森喜朗オリンピック組織委会長、二階俊博自民党幹事長の発言を見ていると「まさに老害」と思えてなりません。森氏は「女性が組織の理事にいると、会議の時間が長く…

「散切り頭の新八独り旅」その2

第二章 旧友島田魁との昔語り(続き) 靖共隊残党のかなりの人は仙台、箱館方面に向かったが、新八、芳賀の二人は別の選択をした。江戸に戻ることだった。別にその後の目論見があったわけではない。 二人とも江戸生れで江戸育ちなので、戦いに敗れ、疲れたあ…

なぜ今、世界は独裁化傾向にあるのか

ちょっと旧聞に属しますが、1月20日の米新大統領の就任式演説で、バイデン氏が「民主主義はフラジャイル(fragile)だ」と言ったのが印象的でした。fragileという単語は、航空荷物の上のシールによく見られるもので、「壊れ物注意」の告知ですね。小生も昔、…

「散切り頭の新八独り旅」その2

第二章 旧友島田魁との昔語り(続き) 話し込んでいるうちに太鼓楼の外は大分暮れてきた。初春の京都はやはり底冷えがする。境内も参拝客は消え、静けさを取り戻した。島田は会話中、何度か太鼓をたたきに行っていたが、「暮六つ(午後六時)の太鼓で仕舞い…

野毛飲み屋街の議員がなぜ銀座で陳情受ける?

小生が住むマンションは横浜市の西区内ですが、道を一本挟んで向かい側のビル群はもう中区で、その坂を下りると、野毛の飲み屋街に至ります。ですから、飲み屋街は指呼の間にあります。それはどうでもいいことで、その野毛の飲み屋街の真っただ中に、今回夜…