つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2008-01-01から1年間の記事一覧

ソマリア沖海賊退治は当然の営為

経済政策ではぜんせん指導性が発揮できない麻生首相ですが、”得意”の外交では面目躍如の感があります。それは、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策のために、自衛隊の派遣をすばやく決めたことで、大いに評価できます。これはもともと民主党が言い出したことな…

充実感、メリハリない一年でした

毎年、年末に年賀状を書き終わると、ふと今年一年のことを振り返ります。何があったのだろう。翻訳を分担した本は出版したが、結局、本は書けなかった。毎月の雑文にプラスして、情報関係の雑誌、冊子に追いまくられるように原稿を書いたのですが、十分な量…

大麻は非合法でいいのか

前に、小生はたばこ増税に反対するという話を書きました。この主張が一助になったとはとても思えないのですが、政府自民党の税調は、結局、たばこ税アップを見送りました。今の300円程度の金額でもしっかり税がかかっており、政府・財務省としては、いくらく…

週刊誌には意外な面白さがある

勤務している翻訳・編集会社では、外務省からの委託を受けて、日本で出版されている週刊誌と月刊誌の外交関係情報の掲載状況やその内容について調査しています。小生が担当しているのは週刊誌で、毎週、10数冊の週刊誌に目を通しています。月曜日の週刊現代…

中国の死刑執行は犯行の5ケ月後

香港に行くと必ず寄るところがあります。香港島銅鑼湾にある月刊誌「開放」の編集部です。通信社の香港支局にいたときには、折に触れて訪ねていましたので、今でも、2年に一度くらいの香港訪問でも気さくに立ち寄れます。小生と一緒に写真に写っているのは金…

愛人持つのは中国金持ちの象徴

今回香港に旅行した折、ついでに船で珠江を渡り、珠海市まで行ってきました。実は、中国人の友人がここで商売をしており、1年半ぶりに会うためです。香港・九龍のチムサーチョイにある船着場・中港城から彼に電話したら、珠海の港で出迎えてくれるとのこと…

香港で山海径倶楽部の同窓会

11月21日から25日にかけて、香港に行ってきました。香港は10年前まで5年近く住んでいた町。友人も多く、懐かしいので、最低2年に一度は訪れていますが、今回は、香港時代に一緒にハイキングしたり、100キロトレール走をしたりで楽しんだ香港山海径倶楽部の同…

パスワードを忘れブログに近寄れず

ああ、なんと長くブログ書きを無沙汰してしまったことか。といいますのは、このブログにログインできなかったからです。 これまで使っていたXP搭載のシャープメビウスのPCが壊れてしまい、仕事上、しかたなく、新しくVISTA搭載の東芝コスミオPCを…

中国、共産党を天皇制となぞらえる

毎月一回開催される東京財団後援の勉強会「アジア文化研究会」で、報告しました。報告はメンバー持ち回りの義務ですが、浅学菲才の小生が国際情勢に明るい碩学の先輩諸氏の前で話すのは、普段学生相手にしているのと違って大いに緊張しましたし、コメントを…

大相撲はすべてガチンコでなくてもいい

今、週刊誌の週刊現代が大麻汚染された元ロシア人関取、若ノ鵬を使って相撲の八百長説を毎週、盛んに報じています。正直言って、たいへん面白い話で、毎回つい釣られて読んでしまいます。これが、相撲協会の提訴によって裁判沙汰にもなり、面白さにさらに色…

アメリカの凋落の始まりか

アメリカ下院で、リーマンブラザーズなどへの支援を骨子とした金融安定化法案が否決され、金融不安は、アメリカ一国にとどまらず、世界的なものとなりました。もともと、まともに金など返せない、また返す意思もない人たちに住宅ローンを設定した、かの国の…

華麗なる系譜だけの首相でいいか

小生は、自民党の機関紙に定期的に執筆している人間なので、あんまり自民党の悪口はいいたくないのですが、麻生太郎氏が総裁に選出されるのを見ると、やはり「また、同じ轍を踏むのか」という思いがしてなりません。 というのは、安倍晋三氏は、安保改定時代…

進んでいない図們江下流域開発

1990年代初頭、北朝鮮、ロシア、中国の国境が入り組んだ朝鮮半島最北端の地域を三国で共同開発し、一大経済圏を造ろうという「図們江下流域開発」構想が持ち上がりました。この話は日本にも伝播し、日本海沿岸自治体では「環日本海経済圏」の発展につなげよ…

中朝国境に民の諦観を見た

中国の旅行から帰ってきました。遼寧省の瀋陽からまず吉林省の朝鮮族自治州の中心都市、延吉に飛ぶ。しばらくそこをベースに北は琿春の防川で3カ国の国境を望み、図們江沿いに溯っては図們市で北朝鮮との口岸(出入口)を見る。そのあと図們江の源流である…

たばこ値上げはホロコーストを呼ぶ!

前の日記で、政府が今、税収確保のために検討しているたばこの大幅値上げに関し、小生なりの見解を書きました。安易な増税策はあまり効果がないよというのが、小生の考えですが、最近、サンデー毎日に面白い記事が出ていました。それは、「バカの壁」の著作…

口パクと毒ギョーザの共通性

北京オリンピックの開幕式は、石原都知事じゃないけど、ちょっとこれでもかこれでもかという感じで、食傷気味でした。確かに、中国4000年の歴史は素晴らしいですが、あれほどまでに自慢しなくてもいいのではないかと思います。あの光景を見ると、やはり中国…

なぜ公表抑えた「毒入りギョーザ、中国でも」

本当に福田政権のやりようは不可解。日本で1月に起きた冷凍ギョーザの中毒事件と同様のメタミドホス事件が中国国内でも発生していたことを7月上旬に、中国側から告知されながら、1ヶ月以上も公表しなかったからです。高村外相は、公表しないよう中国側から…

領土は寸土でも譲れない

韓国という国はいったい何を考えているのでしょうか。歴史的に見て明確な日本領である竹島について、イスンマン大統領が戦後の日本の弱体期を狙って掠め取り、すでに60年の長きにわたり不法占拠しています。それに対し、日本は日韓関係を大事に思い、自国…

五輪開催前にやはりテロはあった

大学同窓であるいつもの仲間と今年も、中国に行く計画を立てています。例年、旅行の日程は7月末から8月初めにかけてなのですが、今年、各人が共通して思ったことは、オリンピック開催前に行くのは止めようねということ。それで結局、今年の日程は8月23…

夏風邪引きました

夏風邪を引いてしまい、気力が充実しません。きょう、国際関係論の春学期最後の授業が終わり、その直後から急激に症状が悪化。午後から行った翻訳会社では、頭が朦朧として仕事になりませんでした。先日の日曜日、クーラーの効いたビヤホールで昼間からビー…

梅雨入り、明け宣言はもういい

気象協会に友人がいても、気象学とはまったく関係ない人間が気象を論じるのは、いかがなものかと思われても仕方がないですが、先の地震雲に続いてまたまた気象を論じます。毎年、この梅雨時期になると、いつもけげんに感じることなのですが、気象庁が果たし…

やはり密造たばこは出るのでは

前回、たばこの大幅値上げをしたら、必ずヤミたばこがはやるので、儲かるのは闇の世界の人たちだけ、税収増にはむすびつかないと書きました。すると、ネットサーフィンで小生のブログを見た「やじろべ」さんから、スモーカーは味を大事にするので、安いたば…

たばこ嫌いだが、値上げには反対

最近、たばこの値段を1000円に値上げすべきであるという議論が出てきています。事実上、喫煙者を減らし、併せて税収を増やすという魂胆があるやに聞いています。小生自身は大のたばこ嫌いで、街で歩きたばこをしている人をみると、腹立たしい思いを持つ…

秋葉原事件の理不尽さ

世の中に理不尽なことは数多いのですが、先週日曜日、秋葉原の歩行者天国で起きた事件ほど腹立たしいことは、最近ではありませんね。他人を何の躊躇もなく殺傷し、しかも自分は、警官に追われ、銃を突きつけられたら、ナイフを下に置いて落網したとのこと。…

台湾を愛した張超英氏の「偲ぶ会」

このブログで前にもお伝えしましたように、台湾の日本代表処の元広報担当官で、昨年春にお亡くなりになった張超英さんの自伝の日本語版「国際広報官・張超英−台北・宮前町90番地を出て」が出版されたので、これを機会に5月28日、日比谷のプレスセンター…

幸福を呼ぶ白いカラス

話はちょっと古くなりますが、ゴールデンウイーク初っ端に勉強会の仲間と一緒に、福島県いわき市の白鳥温泉に行ったことは前にお伝えしました。その帰途、東北自動車道を東京に戻る途中、羽生インターで降り、埼玉県騎西町の酒蔵に寄りました。実は、勉強会…

私は見た!「茨城県沖」発生前の地震雲

5月6日、長野県栄村から関越自動車道で、帰宅途中のこと。午後5時過ぎ、湯沢から上越国境の谷川岳方面を見ると、へんな筋雲が出ていました。同乗の友人は「飛行機雲にしてはおかしいね。多分、地震雲ではないだろうか」と言うのです。彼は、科学者ですか…

GWは結局、温泉三昧に

今年のゴールデンウイークは結局、温泉三昧になってしまいました。前回お伝えしたように、初っ端は福島県いわき市の白鳥温泉に行ったのですが、後半の3、4日は伊豆・熱川温泉、5、6日は長野県・北信濃の栄村を訪れました。 熱川温泉は、われわれの勉強会…

GW初っ端はいわきの温泉へ

ゴールデンウイークの初っ端である26、27日、勉強会の仲間と福島県いわき市にあるいわき湯本・白鳥温泉に行ってきました。勉強会の仲間に、東京から名古屋、京都、大阪などの深夜長距離バスを運行している観光会社の社長がいて、空いているバスを利用し…

映画「靖国」と台湾の美女たち

今、中国人監督が制作したドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」が問題になっています。自民党の稲田朋美議員が「こうした反日映画にどうして文化庁の外郭団体が金を出すのか」という趣旨で問題提起し、一部の政治団体もかなり憤慨していることから…