つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

大相撲はすべてガチンコでなくてもいい

 今、週刊誌の週刊現代大麻汚染された元ロシア人関取、若ノ鵬を使って相撲の八百長説を毎週、盛んに報じています。正直言って、たいへん面白い話で、毎回つい釣られて読んでしまいます。これが、相撲協会の提訴によって裁判沙汰にもなり、面白さにさらに色彩が加わった感じがします。
 若ノ鵬の話は自分の”体験”を基に、実際に金をもらって負けるよう説得されたというもの。本来ならば、八百長は仕組んだ2人ともが問題で、両成敗となるべきでしょうが、彼は、「もし、八百長に応じないと、けいこで過度に”かわいがられる”から、応じざるをえなかった」などと逃げを打っています。自分には責任はないと言っているのは、いかにも身勝手で、大麻をやってつかまっても相撲取りに戻してほしいというめちゃくちゃな要求、論理を展開しているのと似た感じがします。
 小生はガキのころからの相撲好きですが、では八百長があるのかと問われれば、100%ないという印象は正直、持っていません。多分、あるでしょう。第一、狭い土俵の中で、150キロを超す大男がすぐ近くから激突する激しい運動。これを15日間、本当にガチンコ(真剣勝負)でやったら、普通、体は傷つき、ぼろぼろになってしまうでしょう。
 であれば、15日間のうち、5日から10日くらいまで、星の貸し借りがありそうな気がするのです。すなわち、今場所はこちらが負けるから、来場所は考えてくれ、といったような。相撲好きからすれば、それはそれでいいのではないかと思います。年6場所以外の巡業の花相撲では、ほとんど両力士に力が入っておらず、一種の様式美を見るだけ。本場所も一定番数だけ、その花相撲の様式美の延長上にあっても、フアンは怒らないはずです。
 ただ、これといった取組では真剣でやってほしいとは思います。その点、週刊現代のライターの武田頼政氏は、先代貴乃花北の湖を破って優勝した一戦や、二代目貴乃花が初優勝した青の里との一戦も八百長だと言っていますが、これはいい過ぎ。ここまで言うと冒涜であると小生は思います。
 下の写真は、広開土王碑があることで有名な吉林省集安市の北朝鮮レストランで食べた冷麺。メンにこしがなく、やはり盛岡とは言いませんが、日本の冷麺の方がうまいと小生は思いました。