つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2023-01-01から1年間の記事一覧

倍賞千恵子さんの死生観に考えさせられた

日本経済新聞の「私の履歴書」というコラムを愛読しています。取り上げられる人は月替わりであり、今月は女優の倍賞千恵子さんでした。小生の好きな女優の一人であるので、特に熱心に読みました。このコラムで本人も強調していますが、私生活でも全然気取ら…

経済苦境でも、再建策より毛沢東生誕130年祭か

中国が今、デフレスパイラルに陥っていることはいろいろなメディアが報じているので、すでに周知の事実でしょう。これまで造ればもうかるということで、何やら建築ラッシュ、建設バブルになってしまい、14億人人口の2倍も3倍もの住宅を造ってしまったのです…

年末にいつも思う、「今年一年何したか」と

毎年年末になると、いつもしみじみ思うことですが、「今年一年、何をしたのだろう。自分は充実して生きたのだろうか」と。今作成中の2024年年賀状の中に「今年、後期高齢者の仲間入りします」と書きました。ああ、もうそんな歳か、気力、体力がなくなってく…

検察が派閥裏金問題を追及するのは遺恨?!

東京地検が裏金問題で自民党安倍派、二階派の事務所を家宅捜索しました。事実上、強制捜査に踏み切るぞというシグナルだと思います。小生は今日、ある忘年会に出席しましたが、この問題が話題になりました。なんで今、自民党、しかも派閥を狙い撃ちにするの…

1円円高なら大谷のもらう日本円は7億円ダウン

今日朝、ドジャーズに入団した大谷翔平の記者会見を見ていました。そこでしみじみ感じたのは、この子はなんと完璧な人間なんだろうということ。世の中に無謬性なる人物がいるとしたら彼が一番近いのではないかと思ってしまいました。でも、完璧すぎるだけに…

裏金無頓着は、安倍派の驕りがあったのかも

昔、小生がいた企業では、職場単位ごとにいわゆるプール金というのがありました。職場単位で宴会、一泊旅行した際に多めに徴収してその剰余金をプールしたり、定期的に会費を取ったりしたケースも。何を言いたいのかと言えば、こういうプール金というのはあ…

日本人旅行客が少ない香港、やはり寂しい

今日夕方、4日間の香港旅行から帰ってきました。実は、今回の旅行の主たる目的は、駐在時代から残しておいた銀行口座を閉じること。駐在を終えてからすでに30年近く、本来は、早々に閉じるべきでしたが、その後も香港の雑誌社に雑誌の定期購読をしていたので…

中国、自信あれば一国二制度などと言わないはず

香港が英国の植民地から主権返還されて中国に併合された時、つまり1997年7月1日の時点で小生は香港でメディアの記者をしていました。ですから、その流れをつぶさに見ていますし、本も書いています。ついでに言えば「1997香港・中国大衝突」という題名で、199…

熱海富士が優勝していたら、すごい経済効果に

物事に「たら」「れば」を言っても始まりませんが、大相撲九州場所がもし熱海富士の優勝で幕を閉じていたら、場所の余韻はあとあとまで残り、相撲熱は一段と高まったでしょう。小生は再三ここで述べているように霧島、豊昇龍のような均整の取れた体形の関取…

男性の小便、座ってするのが多数派と実感

昨日まで3日間、中部から南部の九州を旅行してきました。強い印象として残ったのは、こんなマイナーな観光地までインバウンドが来ているのかということ。別府、湯布院温泉とか、高千穂峡など有名なところは分かりますが、大分県の耶馬渓とか、竹田市の岡城址…

インドがバーラトなら日本もニッポンとすべき

ほとんど知られていないことですが、9月にニューデリーで開かれたG20の首脳会議で、モディ首相が座った前に出された国名が「バーラト」となっていたらしいです。この国名はもちろん自国語、すなわちヒンディー語から来たものと思われます。「インド」という…

タリバンの執政がいいなんて信じられない

昨日出かけた飲み会は、東中野にある西アジア・アフガニスタン料理の店でした。正直、長い間戦乱に明け暮れてきて、今でもタリバンというイスラム原理主義の武装組織が極端な執政をするこの国に、うまい料理などあるのかと思いました。小生は中国にいたとき…

今さら、百田氏が保守新党を作ってなんになる?

前回に続いてまたまた政治の話。作家の百田尚樹氏は、ユーチューブの虎ノ門ニュースなどを見る限り、上から目線のしゃべり方はなく、恰好もボールドヘッドでありながらそれを気にすることなく、むしろ笑いの種にしているところなど好感が持て、小生の好きな…

目先の大衆迎合策は大衆に見透かされる

今日朝、ニュースを見ると、岸田首相は、今年中の解散総選挙はあきらめたとのことです。どうも、最近の内閣支持率の低下が原因のよう。すなわち自分の執政が評価されないことについて、顔には出さないものの憤懣やるかたない感じです。先日、減税や給付金の…

頭をたたく漫才の”芸”は見苦しい、止めて

最近、テレビのお笑いを見ていてちょっと気になることがあります。例えば、タカアンドトシとか、錦鯉とかいう漫才師がいますが、彼らは落ちをつけてお笑いを取るときに必ずツッコミがボケの頭をたたきます。それも頭の後ろの方を。痛くないように殴っている…

三陸の海浜、ハード復旧も生活感がない雰囲気

今週初めは、2泊3日の日程で東北地方の岩手県と宮城県を旅行してきました。今夏は炎暑であったため、北の東北も秋の訪れが遅かったかせいか、平地での紅葉はまだでした。唯一ちょっと山の方にある宮城県北部の鳴子峡では色気づいていました。小生は春の桜よ…

日本もやはり、信念ある女性の首相が必要かも

岸田首相について、昔、自民党本部に勤めた経験のある女性が言っていました。「素敵な人で、人気がありましたよ」と。では、今の内閣の不人気はなぜなんだろう。いわゆる世上、「あの人いい人ね」という世辞の言葉が出るものの、まったく女性に持てない男が…

ウク戦争、戦闘でなく最低限の人間生活に関心

だんだん秋らしい気候になりました。恥ずかしながら、机に向かって仕事をしている夜には足元にちょっと寒さを感じるので、温風器を使い始めました。9月までは30度を超す陽気だったのに、その後1カ月もたたないうちにもう暖房。冷房から暖房への移り変わりの…

人質保護より独立国家維持を優先するに違いない

イスラエル対ハマスの戦いはどうやら泥沼に入り込みそうです。ハマスが人質を取ったこと、それが3桁になる数であり、しかも世界的に喧伝された。人質の家族の中には公然と海外メディアを使って世界に向かい「救ってほしい」と訴える人まで出ました。どうやら…

人間も死を迎えたら、本来自然に還るべき

毎朝、自宅近くの横浜・野毛山公園を散歩していますが、その途中にある小さな池には季節折々の変化があり、興味を持って眺めています。今はスイレンの葉が池の多くを覆い、その周囲のわずかな水面にカモやサギのような鳥が舞い降りて水の中をつついています…

ハマスが強大軍事国家イスラエルに挑む理由は

インドのモディ首相が昨年、ウクライナ戦争勃発直後にロシアのプーチンに会った際、「今、戦争する時ではないでしょう」と言ったとか。確かに、モディの言うことは正論です。今、地球上の民は、温暖化、それに伴うエネルギー、食糧事情の悪化などさまざまな…

ジャニーズJr性被害者への罵詈雑言とは何事か

長く生きていると世の中面白いこと、意外なことが次から次と起こるから、癌を患ったからといっても簡単には死ねません。これまでテレビ界、芸能界で一世を風靡していたジャニーズ事務所が今や一転、非難轟轟の対象。男性グループがこれでもかこれでもかと登…

サウジは「お前もワルじゃのう」の越後屋か

今、ガソリンの値段がこれでもかという感じで上がっています。というのは、原油価格が一バレル100ドルに迫っているからです。かつては50ドル以下の時もありましたし、まあ常識的には60ドル前後が相場だと思いますが、現在はご承知のように産油国の一つロシア…

ビズリーチ、自己申告書で自分をどうアピール?

最近、テレビのコマーシャル(CM)を見ていると、サラリーマンに転職を促すものが多いように見受けられます。DODA、Indeed、ビズリーチとか。小生が現役のころ、いや就職する1970年代初めのころ、就職先は結婚と同じように一生もの、いったん働く企業を決め…

日本には、読みにくい地名、苗字が多すぎる

今さらながらしみじみ思うに、日本人の苗字、地名の読み方って本当に難しいです。よくある苗字に「長谷川」というのがあり、小中学校、高校にもこの名の友人がいました。で、なんで「はせがわ」などという読み方になるんだろう、なんで「ながたにがわ」では…

血は争えない、高齢でやはり相撲好きになった

その昔、小生の祖父は大相撲が大好きで、テレビのない時代、ラジオの近くに座って実況放送を耳を澄ませて聞いていました。今考えると、ラジオの中継なんて何が面白いんだろうと思いますが、本人にしてみたら、アナウンサーの実況放送を聞いて土俵上の力士の…

人間の自己顕示欲をセーブするのは難しい

内人の話によると、横浜駅のコンコースで、顔を白塗りし、髪を金髪にしてフランス人形のような衣装を着けた年配の女性(年齢は恐らく60歳以上)が歩いていてびっくりしたとのこと。そう言えば、昔、関内駅近くの馬車道通りに、同じような格好をしたメリーさ…

毎回区割り見直し?ばかな一票格差是正は止めよ

先般、BSフジテレビのプライムニュースに、立憲民主党の泉健太代表と維新の会の馬場伸幸代表が出ていて論戦していました。馬場代表が「共産党など要らない」と言ったことを泉代表は「政党の存在の可否などついて他党は言及するな」と厳しく批判していました…

自民党は公明を切って、国民民主党と連立を

今、自民党は公明党と連立政権を作っていますが、自民党支持者の中には「もういい加減、公明との関係を切ったらどうか」という意見が多くなってきました。世論調査を見ると、5割以上の人が関係切断を支持しています。というのは、公明がなくとも、国民民主党…

観光地の従業員にはいろいろな人がいる

先週はツアーに加わって北海道最北端の稚内、利尻、礼文島を訪れ、今週末は香港時代の山仲間と一緒に福島県吾妻山系の一切経山に登り、温泉を楽しんできました。野生の花好きの小生としては利尻、礼文の低地にも咲く高山植物、それから吾妻山系では竜胆、キ…