つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

幸福を呼ぶ白いカラス

higurashi-takanori2008-05-17

 話はちょっと古くなりますが、ゴールデンウイーク初っ端に勉強会の仲間と一緒に、福島県いわき市の白鳥温泉に行ったことは前にお伝えしました。その帰途、東北自動車道を東京に戻る途中、羽生インターで降り、埼玉県騎西町の酒蔵に寄りました。実は、勉強会の仲間でこの近くの加須市に住む人がいて、彼がよく行く酒蔵として紹介してくれたのです。
 その酒蔵は清水酒造といいます。大吟醸から一般酒、にごり酒まで数本の銘柄がありましたが、一口ずつ味わってみると、みなそこそこの味なのです。関東平野のど真ん中、水も米もそうたいしたことないと思っている地で、これほどのうまい酒ができるのかとびっくりしました。下の写真はその酒蔵の全景です。結局、小生が買ったのは、「花菱」という一般酒でした。
 花菱と聞いて、すかさず「もー、滅茶苦茶でござりまするわ」などというギャグを飛ばすシャレ好きの仲間もいましたが、花菱アチャコなど知っている人はごく少数ですから、ちっとも受けません。ドリフターズを知らない子供が出ているのに、クレージキャッツどころか、脱線トリオ伴淳三郎アチャコはないでしょう。
 この酒蔵のもう一つの自慢は、かのところに飼われている白いカラス。右上の写真がそれですが、ある突然、家に舞い込んだのだそうです。それ以来、かの酒蔵は幸せなことばかり。家人が言うには、白いカラスは幸福を呼ぶ吉兆カラスとのこと。でも、大阪の船場吉兆はもう吉兆ではないですけどね。小生に言わせれば、白いカラスも黒いカラスも、幸福を呼ぶカラスはいいカラスです。