つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

オンライン飲み会も、楽しい

 今、世間では「外で酒が飲めないで、専らオンライン飲み会で」という人が多いでしょうね。実は、小生も最近、別々の集まりのグループでこれをやる機会が多いです。飲み会と言うよりダべリング。海外にいる仲間が参加するには時差の関係もあるので、酒を飲む時間ではない場合も。中国語でいうと網上茶会(ネット上でのお茶会)、因特網聊天(インターネット上のおしゃべり)かも知れません。

 使うアプリは、スマホではLINE。このアプリを使っている日本人は圧倒的に多く、友人はQRコードやふりふりでつながっているので、画面の電話マークをクリックしてビデオ通話というところを押すと、すぐに相手の顔が出てきます。これまでも2人だけの時に映像を見て会話するケースがままありましたが、新型コロナウイルス蔓延のこの事態を受けて以降、複数で話す形が増えました。いわゆるオンライン飲み会です。でも、スマホだと手に持ち続けなくてはならないので、ちょっと面倒。

 そこで、パソコンを使うことになるのですが、PCにもいろいろなアプリがありますね。小生は最初、だれかの勧めでZ00Mを使うことになりました。在米の中国人が開発したソフトと言われています。これの難点は人数、時間に制限があること。確か45分を過ぎると有料になります。そしたら、香港時代のアウトドアグループの仲間から「たくのむ」という簡単なオンライン飲み会サイトがあるよと知らせてきました。

 これはアプリのダウンロードが要らないんですね。誰かがホストになって独自のURLを作成し、そのURLを関係者に知らせて、決まった時間に、各参加者がPCの検索サイトの一番上の欄にそのURLを打ち込めば、会合に参加できます。確かに簡単。長い時間話しても無料というのが魅力で、しかも、参加人数は12人まで可能。よくもこんな便利な仕掛けをただで使わせてくれるものだと感心します。

 もっとも、「たくのむ」はブラウザが古いと駄目で、グーグルクロームFIREFOXマイクロソフト・エッジなどのブラウザを使うことが最低条件。小生はずっとエクスプローラーの古いブラウザ(初期画面はヤフージャパン一本やり)を使っていたので、最初にアクセスしたときにはつながりません。で、友人の指示でFIREFOXを導入したところ、OK。ブラウザも日進月歩しているんですね。

 このコロナ騒ぎの以前は、複数の友人が共通アプリを使って、PC画面上で集まり、話し合うなどというのはほとんど考慮していませんでした。やはり、友との語り合いは、居酒屋でツラを見ながら酒を飲むというのが当たり前だと思っていましたから。でもやってみると、それほど悪くない。というのは、居酒屋は酒を飲むことが前提となるけど、オンラインでは酒の飲めない人も簡単に参加でき、しかも居酒屋のような割り勘負けがない(笑)、現場まで行く交通費もかからない。

 時差を考慮すれば、世界中どこにいる人でも参加できるのも魅力的。遠くにいて普段話す機会などあり得ないと思っていた人と、傍にいるように話せることができることにも感動します。大勢の参加であれば、画面上で出入り自由、1、2人の中座も可能。さらに、居酒屋では、酒、つまみとも少なくとも同席者の同意がないと注文しにくいですが、オンラインだと勝手に好きなものが食べられるので、それもいいですね。

 敢えてオンライン飲み会の難点を言えば、PCのカメラは参加者の顔を映すので、寝起きで髪の毛が逆立ったままのようなぶさいくな状態では出られない。女性は特にそうでしょう。場合によっては化粧が必要かも。また、顔だけでなく、背景も映し出してしまうので、小生的には、拙宅のみすぼらしさが公開されてしまうのはちょっと困る感じ。さらに、居酒屋なら勝手に奔放にしゃべれるけど、自宅だと内人が近くにいるので、話す内容に制限がかかることも。

 というプラス、マイナスがありますが、やはり、多くの人がいったんこの仕掛けを知った以上、コロナ以降もすたれることはないんじゃないでしょうか。画面がもっと滑らかに動くといいんだけど。

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 上の写真は、友人と計4人で「たくのむ」を使ってテレビ会合をした時のもの。(上)顔の絵も入ったドーナッツ。オンラインでは、酒でなく、甘いものを食べてもいい。(下)