つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

週刊誌には意外な面白さがある

 勤務している翻訳・編集会社では、外務省からの委託を受けて、日本で出版されている週刊誌と月刊誌の外交関係情報の掲載状況やその内容について調査しています。小生が担当しているのは週刊誌で、毎週、10数冊の週刊誌に目を通しています。月曜日の週刊現代、ポストから始まって、一般誌、女性誌、国際誌、エロ系の大衆誌までさまざま。
 女性誌などはこれまでまったく関心がなかったので、”定期購読”はつらいのですが、読んでみると、最近の女性の関心などが分かって、面白いところもあります。一般誌ではもう韓流ブームなどはなくなったかに見えますが、驚くことに女性誌では相変わらず、ヨンさま、イビヨンホンなどが写真入りで紹介されています。意外に多いのは、運勢に関する記事や開運の”ぶつ”を売る広告。なるほど、これでは新興宗教はやまないはずだとつくづく思います。
 グラビアは女性の裸だけという雑誌は、小生ももう若くないので、朝から読むときはしんどい感じです。この雑誌の特徴は、袋とじという形式がやたらに多いこと。これは立ち読みの輩に”売り”の写真など見せられるかという商売根性なのか、それとも青少年に立ち読みさせないという法令上の規制なのか、小生には分からない。いずれにしても、すでにネットサイトでは、女性の裸の写真など当たり前になっている昨今、この手の雑誌がどれだけ意味があるのか、これも分からない。
 これまで読んでいなかった日本語版ニューズウイークは意外に面白いことが分かったのも成果。「所詮、国際問題の解説だろう。新聞と同じでは」とたかをくくっていたが、事前の予想に反して、政治だけでなく、経済、社会、芸術、スポーツとバライティーに富んでいて、しかもユニークな視点のものが多いのです。いくつになっても、新しいことを知るのは楽しいことです。
 いつも通っている千葉・市川の大学で、通学路の途中にマッサージ屋さんがあり、その店先に鎮座している石造の犬。かわいいので、通るたびにいつも頭をなでてあげていたら、ある日、サンタさんのぬいぐるみを着ていました。かわいさは一段と増したので、丁寧に頭をなでてあげていたら、店の主人が出てきました。初めて、あいさつしたのですが、小生の毎度の行動を知っているようで、うれしそうな顔をしていました。