つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

なぜ公表抑えた「毒入りギョーザ、中国でも」

 本当に福田政権のやりようは不可解。日本で1月に起きた冷凍ギョーザの中毒事件と同様のメタミドホス事件が中国国内でも発生していたことを7月上旬に、中国側から告知されながら、1ヶ月以上も公表しなかったからです。高村外相は、公表しないよう中国側から要請があったことをほのめかしながら、「捜査中でもあるので、公表しないことは一定の合理性がある」などと弁解しています。
 ばか言っちゃいけません。中国の公安当局は「中毒事件は中国側の責任でない。日本側である可能性が高い」とまで言っていたのですよ。そこまで、犯人呼ばわりして、結局、犯人はこっちでしたが、公表しないでくださいもふざけた話だが、それを唯々諾々と受け入れるバカ政府にもあきれる。中国側の犯行説を公表することがどうして捜査に影響を与えるのか。どう考えても、納得いかない。
 貿易品のトラブルで、いちゃんもんをつけられたら、すでに国際問題です。単なる刑事事件ではないはず。少なくとも、中国政府の公的機関が犯人呼ばわりしたのですから、それが否定された以上、日本側にきちんと謝罪すべきではないですか。福田はどうして中国にごまをする必要があるのですか。
 福田は外交が得意、自信があるなどと言いながら、結局相手の言うとおり、思い通りのことをしているだけではないですか。北朝鮮拉致問題も「調査中」を理由に、制裁を一部解除したが、その後1ヶ月以上経つが、北朝鮮から何か成果を得たのでしょうか。何もないじゃありませんか。対北緩和策を主張した加藤紘一山拓などはどう弁明できるのか。独裁国に融和策を用いることは、ミュンヘン会談の例を引くまでもなく、意味がないばかりか、かえって危ない事態を引き起こすのです。米国が北に擦り寄ったからと言っても、日本は断固日本の立場を守ればいいのです。もっと毅然たる態度を見せてもらいたいが、福田、町村じゃ無理か。
 下の写真は、自宅から見える横浜ランドマークの夜景。三脚を使い4秒開放で撮りました。