つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

愛人持つのは中国金持ちの象徴

 今回香港に旅行した折、ついでに船で珠江を渡り、珠海市まで行ってきました。実は、中国人の友人がここで商売をしており、1年半ぶりに会うためです。香港・九龍のチムサーチョイにある船着場・中港城から彼に電話したら、珠海の港で出迎えてくれるとのこと。1時間ほどの船旅で港に着くと、確かに彼はいました。しかも、隣りに20代と思しき若い女性がいました。彼は56、7歳の年ですから、小生は娘ではないかと思ったのです。というのは、昨年夏、彼と北京で会い、一緒に北京ダックを食べたときには、息子とその婚約者(これもすごい美人)を席に呼び、紹介してくれていたから。でも、この若い女性について、彼は「彼女は女朋友だ」と説明するのです。中国で女朋友と言えば、「愛人」を指します。あらためてびっくりしました。
 そのあと、彼、彼の愛人、彼の友人たちを入れて宴会となりました。友人たちは中国の四川省陝西省からの人もいれば、カナダから来た人もいました。珠海は暖かい土地なので、避寒のため、冬は全国各地から金持ちが集まるのです。白酒を飲むうちに、なごやかになり、話がはずむ。肝心の友人はほかにも宴会があるとかいって愛人を残して中座。そこで、小生は友人の友人たちに、「金持ちはみんな包二奶なのか(愛人を持つのか)」と聞いたのです。そしたら、「愛人を持つのは金持ちの証明だ」と言うのです。非常に分かりやすいだけに、これも驚きでした。
 友人の愛人は西安の人。仕事で西安に行くうちに知り合ったらしい。今回は、わざわざ避寒のため、友人が愛人を連れて来たのでした。彼女は彼女で、白酒(中国の蒸留酒)をがんがん飲みながら、年の差など気にするふうもなく、小生に対し「・・・(友人の名)は大好き」などとのろけるのです。ばかばかしくなりました。下の写真は、その宴席で撮ったもの。白ワイシャツの小生の向かって右側がくだんの愛人。左側は友人の友人たちです。もう一人女性が写っていますが、彼女もこのうちのだれかの愛人のようです。肝心の小生の友人は中座していてこの写真には入っていません。