つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

懐かしく、楽しかった香港の6日間

 先週木曜日、市川の大学の授業が終わってから、そのまま京成線で成田空港まで行き、午後6時過ぎの香港行き日航便に乗りました。香港には深夜に着いて、シャーテンというところで一泊。その翌日、繁華街チムサーチョイにある港、中港城から船で中国・珠海へ。そこで古美術商をしている中国人の友人と会い、一日楽しいひと時を過ごしました。
 翌日は、珠海から陸路国境を越えマカオへ。マカオは、カジノのあるホテルのけばけばしさに比べて、街がさびれているのにびっくり。とりわけ最近、珠海側の都市整備が進んで、街が近代化しているために、口岸(イミグレーション)を越えてマカオ側に入ると、違いが歴然と分かります。マカオ特別区政府は何をしているのだろう。マカオは走馬看花で短時間しかおらず、再びジェットフェリーに乗って香港に戻りました
 今回の香港行きは、小生が10数年前に駐在していた期間、一緒に山登りをした仲間らとの5年ぶり現地開催の同窓会に参加するため。したがって、翌日昼は山登りを楽しみ、さらに夜は宴会を催しました。登ったのは八仙嶺といって、九龍半島の新界東部にある山。晴天に恵まれたので、香港らしい360度の素晴らしい景色を堪能。気温は27、8度なので、汗をびっしょりかいて、山から下りての冷えたビールはまた格別でした。ああ、昔はいつも下山したあと、みんなで冷えたカルズバーグビールを飲んでいたよね、と思いだし、懐かしくて胸いっぱいになりました。
 山登りの次の日は、またまた中国へ。今度は香港と陸続きの北にある深圳へ。いとも簡単に国境を越えて深圳側に入ると、これまたよく通った街だけに懐かしく、地下鉄で老街の繁華街まで行き、ウインドウショッピングしたり、マッサージを受けたり、ささやかに食事をしたり。食事のあとにコーヒーを飲もうとケンタッキーフライドチキンに入って、ボケっとしていたら、北京に住む中国人の友人を思い出し、電話してみました。
 昔、小生の神田の事務所にいた女性ですが、今は中国に帰り、日本語翻訳の仕事をしています。ただ、残念ながら、携帯は鳴るも相手は出ません。日本に帰ってきてから電話あって、携帯を変えたので出られなかったとのこと。「僕は上海にはしばしば行くが、北京には行かないので、会えないね」と言ったら、「じゃ、今度は上海で会おうよ。北京‐上海の新幹線は1000元くらいで往復できるから」との返事でした。
 今回の香港で、中国関係の参考文献も買ったし、セーターも買ったし、母親土産の万金油も買った。モンコックやトンローワンの繁華街も歩いた。最後の日は、香港に住む知り合いの女性を誘って重慶大厦(チョンキン・マンション)のカレーショップへ。これまた香港名物のうまさであり、満足。そのまま彼女とチムサーチョイの海側を散策し、香港島方面の夜景を楽しみました。
 今、香港はクリスマス・シーズンを前にビルのイルミネーションが始まり、とてもきれいです。その上、午後8時には香港島、九龍側双方から光の光線を投げ合うライトショーもあるため、チムサーチョイ側の海側プロムナードは人であふれかえっていました。このにぎやかさが香港なのですが、小生はあまりの人の多さのためか、それとも香港のすばらしい夜景があったためか、頭がクラクラしてしまいました。
 昔、5年近く済んだところだけに、懐かしく、そして楽しく過ごした香港の6日間でした。やはり、最低5年に一回は来たいですね。ビバ、ホンコン。
 下の写真は、香港のチムサーチョイ側から見た香港島の風景。100万ドルの夜景です。