つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

トランプは大統領候補になれない

 2016年が明けました。昔の数え歳で言えば、年が明けると1歳プラスですから、改めてもうそんな歳かということで、感慨無量です。でも、なるべく自分の本当の歳は意識しないようにしています。まだまだやるべきこと、やりたいことは多くあるし、行かなければならない場所もいっぱいあります。せっかく、胃がんの完全除去で寿命を延ばしたのですから、医者が言うようにあと最低20年は生きたいなと思っています。
 それはともかく今年は4年に一度のうるう年であり、オリンピックイヤーであり、米大統領選の年でもあります。その米大統領選はなんだか混沌としてきました。民主党ヒラリー・クリントンが出てくるでしょうが、共和党は判然としませんね。不動産王のドナルド・トランプがフロントランナーですが、小生は彼が最終的に候補者になるとはどうしても思えないのです。
 正直言って、小生はトランプの顔があまり好きになれません。真面目さが感じられないのです。かつてカーター民主党大統領のあとに出てきた共和党保守派のレーガンは、元俳優というまあちょっとミーハーチックでしたが、顔つきに何か真剣さを感じさせました。それに比べてトランプは、過激な発言をして世間を煽っているだけの単なるアジテーター、イカサマ師の感じがしてならないのです。
 確かに今、世間はイスラム過激派が跳梁跋扈しているので、彼のような人物、発言がアンチテーゼとして歓迎されることは致し方ないことでしょう。ですが、共和党も今年夏の候補者最終選定段階になったとき、若干中立ばねが働き、過激なアジテーターのトランプは消える運命にあると思います。
 では、最終的にだれが候補者になるかという点ですが、ブッシュ家の切り札ジェフ・ブッシュは新鮮味がないし、外交、内政とも際立った政策が打ち出せていません。恐らくマルコ・ルビオか、テッド・クルーズの若手が出てくるのではないでしょうか。中でも、小生は、キューバ移民の子供マルコ・ルビオの可能性が高いと見ています。根拠はありませんが、なかなかいい目つきをしていますので。
 いずれにしても、ヒラリー・クリントン民主党政権の誕生だけは阻止しないといけません。夫のビル・クリントン元大統領は非常に日本に冷たかったし、妻もその影響を受けています。もし、ヒラリーとなったら、中国は喜ぶでしょうが、その分だけ外交的に日本には分が悪くなることは避けられません。

 上の写真は、香港の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)の一風景。小生は香港時代、この繁華街の後方の山の中腹に住んでいて、アパートからミニバスで銅鑼湾に出、地下鉄に乗車して事務所に出ていました。