つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

メルケルにも下ネタかませるのか

 別にドナルド・トランプ氏の名前がトランプだから「切り札になった」というわけではないと思うのですが、スーパーチューズデーを過ぎてもその勢いは衰えず、このまま共和党の大統領選指名を勝ち取る可能性が大になってしまいました。伝統的な保守美学を持つ共和党の議員、党員の多くは「この現象って何なのか」といぶかっていることと思うし、小生も理解不能です。
 今一度、言いたいのですが、トランプだけには大統領になってほしくないですね。先般も共和党の候補者同士の討論会が行われましたが、トランプはこの際、マルコ・ルビオがトランプの手が小さいことを揶揄したことに対し、「手も大きいし、あそこも大きい」と自分の性器の立派さも誇示しました。驚きです。
 酒の席ならいざ知らず、世界最大強国の大統領を選ぶに際した正式の討論会で、性器の話を持ち出すとは、あまりにも品のないこと。それこそ世紀のお笑い種です。トランプはどういうつもりで言ったのでしょうか。こんな話をすれば、庶民受けするとばかりに計算した発言なのでしょうか。それとも、いつも仲間内で話しているような下世話な発言が思わず出てしまったのか。
 政治家がどんな思想、政策を持とうと構わないのですが、やはり根底には人間の品性が必要です。もし、トランプが大統領になって主要国サミットに行って、キャメロンやオランド相手に同じように下ネタを持ち出すのでしょうか。男の首脳ならまだしも、メルケルにはどういう冗談を言うつもりなんだろう。考えただけでもぞっとします。米国人がこんな人を大統領にしようとするなら、米国も終わりです。
 恐らく、民主党ヒラリー・クリントン共和党トランプだったら、これはヒラリーの勝ちは固いでしょう。ですから、今、ヒラリー陣営では、トランプの勢い増しにほくそえんで、「共和党候補はトランプ出てこい、出てこい」と祈っているそうな。日本にとって、クリントン夫妻はどちらかと言えばネグレクト・ジャパンの人で歓迎しませんが、トランプにするくらいならむしろヒラリー大統領を期待したくなります。

 上の写真は、九段方面から北の丸公園に入る門。あと半月もすると、この門周辺は桜で覆われます。