つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

生涯でも忘れがたい100キロレース

普通、海外で知り合った人であっても、仕事上の付き合いとか、たまに酒を飲むだけの関係だったら、日本に帰国したあとそれほど親しく付き合うことはないと思います。なぜなら、日本には日本の友人がいるし、会っても、結局、昔を懐かしむだけの会合になってしまうからです。
でも、香港山海径倶楽部は違います。どうして、この仲間が日本に帰ってきても年1回同窓会を開くほど親しい関係になるのか。それは、この倶楽部メンバーは、香港新界の東から西まで100キロを走破する耐久レースに参加するか、その応援団(サポーターといいます)に加わっているからです。
以下のサイトは山海径倶楽部の公式サイトで、その中にも100キロレースについて書かれていますので、小生は多くは語りません。でも、この競技は生涯、忘れ得ないもので、また一緒に歩いた仲間も、あたかも大学の体育会の関係のように忘れがたい人たちなのです。
前にも触れましたが、香港の郊外には緑があり、1000メートル未満ですが、山岳地帯になっています。100キロレースは4人一組になり、2日間にわたってその山道を上り下りして行きます。その過酷さゆえに、レースを経験した者はみんな強い仲間意識を持つのです。
そして、日本に帰ってからも、酒を飲んで懐かしむだけでなく、一緒に山歩きしたり、さまざまなイベントに参加したりしています。香港山海径という名ですが、香港でできた友人関係は日本でもしっかりつながっているのです。
下に掲げた写真は、今年1月香港を旅行した折、香港の山海径倶楽部の仲間と一緒にランタオ島の最高峰鳳凰山(900メートル強)に登ったときのものです。

http://homepage2.nifty.com/sankaikei/club.html