つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

再び、わがマンションからの富士山

わがマンションから、富士山の変化を見るのが、秋から冬にかけての楽しみです。前回、紹介したときには、頂上付近の雪はまだパラ雪程度でしたが、今週初めの富士山はすでに、しっかりと冠雪しています。この雪の付き具合は、まさに銭湯の背景に描かれる富士山のようです。
 それにしても、ついにテロ特別措置法は期限切れとなり、インド洋に展開する海上自衛隊の艦船は戻ることになってしまいました。まあ、国連加盟国の原則に沿えば、小沢民主党代表が言うように、アフガニスタンNATO軍と同様に軍事的貢献しなければならないのでしょうが、現憲法下では無理。ま、この給油はできうる最大の貢献です。自衛隊艦船の撤退によって、日本が世界の平和維持に無責任な国と思われなければ良いがと思います。
 平和、平和と唱えていれば、平和が来るものではありません。しっかりとした軍事的備えと他国との同盟、協調が必要なのです。日米同盟がいやだという人は、中国、ロシアと同盟関係を結んだ方がいいと言うのでしょうか。それなら論理的ですが、そんなことを言う人もいないようです。
どうすれば、いいのですか。非武装中立ですか。軍事力だけでは日本は守れないという人はいます。しかし、残念ながら、軍事力がないと中国も北朝鮮も相手にしてくれません。逆に、北朝鮮に核を含めた軍事力がなかったら、どこも北朝鮮など気にしないでしょう。国家関係には、軍事的パワーバランスに大きな意味があることを理解してください。
米軍が去り、軍事力がないために、ミスチーフ礁を中国に奪われたフィリピンの現実を他山の石としなければなりません。非武装を言うのは結構ですが、そうであるならば、中国にも北朝鮮にもロシアにも非武装を訴えなければアンフェアです。