つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

佐々木がドジャーズに!ちょっとつまらない

 毎年1月はスポーツのオフシーズンで話題は少ないのですが、今日久しぶりのビッグニュースが飛び込んできました。米メジャーリーグ入りを表明していた元ロッテの佐々木朗希投手がドジャーズ入りを決めたという話です。街のインタビューで多くのファンはドジャーズ入りを歓迎していましたが、小生は少し不満。すでに日本人選手2人がいるチームにわざわざ入ることはないんじゃないの、ヤンキースなど日本人がいない東海岸のチームなどを選択するべきだったのではないかと思っています。

 佐々木にすれば、確かにドジャーズは入りやすいチームだったでしょう。WBCの日本チームで一緒だった大谷翔平や山本由伸がいる。日本語が話せ、いろいろな意味で相談できるし、打ち解けやすいと感じたのでしょう。でも、これって小生に言わせれば、逆に彼の成長にとってマイナスになると感じます。日本人が米国に来るというのは一大決心であり、それなりの覚悟が必要。であれば、周りに日本人などいないチームの方が逆境となり、厳しさがあり、より成長できるように思います。

 ドジャーズを選んだというのは、大谷や山本の傍にいたいということで、佐々木の甘えでしょうが、これはロッテ時代の延長のように思われます。もともとすごい才能があるにもかかわらず、一年を通じてローテーションに入ったことがない。ある意味、ロッテでは特別視されてきた存在だった。だから、ロッテ時代と同様に傍に日本人選手がいて気遣ってもらいたいという感情があるのでしょうが、こんな甘やかされ感情の中では育つものも育たたなくなります。恐らく、ドジャーズでも一年を通じて使われるというタフさを発揮できないと思います。

 日本のメジャーファンとしても面白くない。確かにNHKの衛星放送はドジャーズの中継が多いが、その中に3人も日本人がいると、「えー、これって本当にメジャーのチームなの」と思ってしまうでしょう。むしろ対戦の多い、同じナショナルリーグ西地区のダイヤモンドバックスジャイアンツ、あるいはアメリカンリーグでも名門のヤンキースなどにいれば、大谷と佐々木の対戦などが見られて楽しめます。そういう選択はなかったのか。佐々木には持って生まれた才能があるだけに、結局、弱々しい二流の選手で終わってしまうのではないかと心配してしまいます。

 クレームついでにもう一人取り上げます。大相撲の琴桜。期待が大きかっただけに、彼の初場所序盤の土俵にはがっかりしました。立ち合いに厳しさが全然ないから、自分有利の組手になれない。頭で当たるのが嫌なのか、少し腰高で受け身の立ち合い。豊昇龍のような鋭さ、ガッツが見られない。昨年秋の初優勝後の宴会続きで稽古の時間が取れなかったのか、稽古不足の印象を与えます。多くの日本人相撲ファン琴桜の連続優勝、あるいは準優勝を期待していただけに、ショックであり、とても残念です。

 このままずるずると負け続けると、10勝もできない、それどころか負け越しとなり、次場所でカド番ということも考えられます。せっかく蓄えた財産を一気になくしてしまうが、それは多くの人が望まないでしょう。せめて10勝は確保してほしい。せめて10勝していれば、次場所の優勝でもすれば綱取りもあり得ます。そのためには今場所、もう一敗もできない状態です。彼にこの逆境を乗り越えるだけの根性があるのか、今後の取組を注目します。

 同じ大関の豊昇龍は頑張っています。前場所、琴桜が優勝し、豊昇龍は準優勝でしかないのに、相撲協会は「彼も綱取りだ」と前宣伝しました。協会にしてみれば、照ノ富士が引退寸前だったので、何としても次の横綱が欲しい。だから、琴桜だけでなく豊昇龍も候補と言ったのでしょう。逆に言えば、それだけ琴桜への期待度が薄かった、場所前の稽古総見を見て、早くも琴桜に”暗雲”を感じたからでしょう。琴桜にとっては随分なめられた話。ですから、今からでも遅くないから奮起して欲しいと思います。

 案の定、照ノ富士は引退しました。で、今場所の行く末として、相撲協会としては、この際モンゴル人でもいい、新たな横綱が欲しいということで豊昇龍に期待するでしょうね。今のところ一敗だけですから、優勝の最有力候補です。このまま優勝して綱を締めて欲しいと思っているでしょう。結局、照ノ富士が去って豊昇龍が上がれば、一人のモンゴル人が去ってまたまた別のモンゴル人が上がるという構図。近年の傾向である日本風の恰好をした”モンゴル大相撲”の状況は変わらない。綱はやはり日本人に似合う、ふさわしい、日本人に締めて欲しい。と思っている小生からすると、今場所の在り様はちょっと悲しいです。

 上の写真は、夜の散歩の際に撮った横浜みなとみらいの風景。