つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

香港山海径倶楽部同窓会開く

香港駐在の際、山歩き、海歩き好きが集まった香港山海径倶楽部の同窓会が今年も、軽井沢でにぎにぎしく開かれました。
小生は、みんなから遅れて7日金曜日夜、仕事の帰りに新幹線で駆けつけました。ちなみに、新幹線だと東京−軽井沢は1時間ちょい、本当に近くなりました。すでに、先着組は派手に酒宴を繰り広げているのかと思いきや、駅までの出迎えの幹事さんが「宿に着いたら、驚くよ。実は、宿のペンション周辺は停電なんだ」と言う。
関東を直撃した台風9号で、軽井沢の大木が倒れ、死者まで出したのですが、その大木によって電線がずたずたにされ、宿のある中軽井沢別荘地区が全部、停電となったのでした。
宿に着くと、確かに真っ暗。その中を頭にカンテラ、手に懐中電灯を持った連中がひっそりと酒盛りしていました。旧交を温めるどころか、互いに満足に顔も見えず、トホホの状態。その日は早々に寝て、翌日の通電に期待しました。
翌日、浅間山登山へ。いつも列車から見ていた山、いつか登りたいと思っていた憧れの山でしたが、その憧れにたがわず、すばらしい山でした。最初は沢沿いに、そのあと森林を抜け、草原へ。緑の限界を超えると、丸いおわんをかぶせたような、がれた石山の前掛山。そこに斜めに刻まれたきつい登山道を延々と登っていきます。前掛山の奥に、浅間のピークがありました。深田久弥先生の表現力に及ばないので、描写はこのくらいにしておきますが、上からの眺め、外輪山も絶景でした。
下の写真は、その外輪山の一部の山の風景で、火山館というところで撮ったもの。(写っているのは同行者)。頂上付近は、亜硫酸ガスが噴出していて危ない状態なので、本来、入山禁止なのですが、われわれは自己責任で頂上まで。ここで瞬間、かすかに噴火口が見え、ガスが噴出している状態が拝めました。
その日の夜は、ペンションの庭でバーベキューパーティー。疲れた体にしこたま飲んだから、二次会のソファーで話し込んでいるうちに寝てしまいました。停電はこの夜も続いていたので、暗闇状態が睡魔に拍車をかけました。結局、停電はとうとう、宿を離れる9日午前まで続いていたのです。果たして、いつまで続いたのやら。