つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

地方経済は低迷、内匠頭の刃傷はなぜ

小生が参加している勉強会が毎年、決まって湯河原の日本新聞協会寮で開く忘年会に今年も行ってきました。多士済々が集まる会合なので毎回楽しみですが、今年もマスコミ関係者を中心に総勢30人が参集し、にぎやかでした。
そこで、小生が何人かと会話を交わした中で気になった話題を一つ、二つ紹介します。某大手の新聞社から系列の東北地方のテレビ局に幹部として出向していたメンバーが最近、新聞社を定年退社したのを機に、併せてテレビ局もやめ、東京に戻ってきました。
彼の話によると、地方の経済はまさにすさまじいほどの衰えを見せているとのこと。幹部として、社員に「もっと働け、もっと稼げ」と言っているが、元経済記者として昨今の地方の現状を知っているだけに、その叱咤激励も虚しいものがあったと、彼は言うのです。つまり、地方は本当に経済が落ち込み、さらなる宣伝、広告収入の上積みを図ることは到底考えられないとのことでした。
実際、現地で経験している人だけに、切実感がありました。本当に「地方にはもう救いはないのだろうか」と小生が問うと、「ない」と答えるだけ。でも、それで言い終わってしまうのはあまりにも悲しいですね。
もう一つはわれわれの会長である作家の加藤廣さんのお話。彼は、これまで、信長の遺体がなぜ本能寺で見つからなかったかなどの戦国時代の疑問点を掘り下げ、「信長の棺」「明智左馬之助の恋」などで大ベストセラー作家になっていますが、来年は週刊新潮への連載で、忠臣蔵の疑問点を書くそうです。なぜ浅野内匠頭は刃傷に及んだのか、吉良にいじわるをされたからでは決してない、などとその触りの部分を話していただきましたが、実におもしろい。ぜひ連載を読みたくなるほどわくわくする前触れでした。
下の写真は、勉強会の夜の宴会での一こま。美人の方も参加されていらっしゃたので、失礼ながら一緒に撮らせていただきました。