つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

四川省の4000メートルの峠

再び、四川省の旅に戻ります。小生は、チベット、新疆ウイグル青海省雲南省と中国の辺境は全部行っており、チベットなどでは高山も経験しています。ですが、蜀の国である中部の四川省にこんな高い山々があるとは、ほとんど想像外でした。もちろん、ミニヤコンゴや四姑娘山の5−6000メートル級の山があることは知っています。でも、それ以外に、4−5000メートルクラスの山がごろごろしていたのです。
成都の西北、阿バ・チベット族キョウ族自治州の州都馬尓康に一泊、そこから同州で次に大きな町黒水に向かう途中にも、4000メートル級の山越えがありました。下の写真はこの峠で撮ったものです。小生は高山に弱いので息も絶え絶えです。でも、360度、あまりにも美しい風景に、頭の痛さも忘れてしまいました。
後ろに野生のチベット牛のヤクがいて、一緒に写真に入ってくれました。
黒水には、氷河があり、日本人の観光客も少なくないと聞きました。
ところで、馬尓康にしろ、黒水にしろ結構大きな町です。こんな山あいにどうしてこんな町が…と思うほどにぎやかで、馬尓康にこじゃれた喫茶店もありました。四川省だけで7000万人以上の人口。かつて同じく四川省だった重慶市も入れれば、一億人以上です。やはり中国はでかい。