つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

北京は排気ガスの中

higurashi-takanori2007-08-09

北京、四川省への旅行から帰ってきました。
北京は20数年前に住んでいた街、大変懐かしいのですが、今度行って、ますます空気が汚れていることにびっくりしました。排気ガスで街にもやがかかって、100メートル先が見えない状態です。
国際オリンピック委員会のロゲ会長が、このまま大気汚染が続くと屋外の耐久レースはできないと言ったらしいけど、本当にこれではうまい空気は吸えません。選手は気の毒です。
北京市当局は、来年の大会期間中、市内への自動車をシャットアウトすることで、乗り切るらしい。大方の大気汚染の元は、自動車にあるわけだから、これも止むをえない措置。しかし、公共交通機関が発達していないので、自動車通勤している人はまた再び自転車で通うしかなく、苦労するでしょう。
小生がいた20数年前の北京は、青空があくまできれいで、秋などは梅原龍三郎の「北京秋天」のようでした。公害は経済発展の必然とはいえ、なんとかならないものかと思います。