つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

変な人が車を運転していることも

 最近、新聞の社会面を見ていると、やたらと自動車の暴走とやらが目立ちます。これってなんだろう、個人のフラストレーションのはけ口なのか。それとも一種の社会現象なのか。先に大阪で起きた事件はどうやら、薬物(たぶん覚せい剤)によるものらしいですが、その他、京都や千葉などで起きた事件の犯人の原因は分かりません。事件は「なぜ」がいちばん肝心なのですが、どうも最近の報道を見ていると、この「なぜ」の視点が抜けて、ひたすらセンセーショナリズムに走り、その現象だけの報道に重きを置いているようです。
 自動車というのは、われわれが日常的に接しているだけに、基本的に安全なもの、人間と同じように常識的には無害のものという認識を持っています。でも、車には運転者がいるわけで、その人が異常者であれば、車は直ちに凶器に変わってしまいます。スピードを出してぶつかれば、確実に人間は傷つきます。その点でば、刃物と同じような凶器になりうるものがそこらじゅうに蔓延しているということでしょう。
 先日も、桜木町横浜根岸道路の交差点で、赤信号で止まっていたら、街中にもかかわらず、クラクションを鳴らしながら時速100キロくらい出した車がわれわれの前を横切っていきました。これでちょっとだけハンドルを切り損ねたら、横断歩道前で待っている小生らに激突し、数人は死ぬでしょう。世の中には常識を理解できないばかな奴は多いのですが、それにしてもこんな街中でなぜあれほどのスピードを出さなければならないのでしょうか。すぐに信号につかまって止まるわけですから、意味ないと思いますが、、。
 二輪車でよくマフラーを外して大騒音をまき散らしている人にも遭遇します。いつも思うのですが、あれもなんでしょうかね。われわれがあの騒音を聞くのは一瞬で済みますが、乗車している本人はずっと聞いているわけですから、たぶんうるさいはずです。場合によっては難聴などになってしまうかも知れません。この人の心理はたぶん、世間で自分は目立たない人だから、こんなことをして目立ちたいと思っているのかも、一種の自己アピール行為でしょうか。
 まあ世の中、変な人、おかしな人、自暴自棄の人、自殺志願で道づれ希望者等々、いろいろいるわけですから、自分の近くにどんな人がいるか、どんな人が近付いているかを気を付けておかなければなりません。そういう人が車を運転しているケースも多いので、車の接近にも気を付けましょう。
 下の写真は、香港最大の繁華街セントラルの街並み。