つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

議員候補者には資格試験を

 民主党って政党は、政党の態をなしてないですね。本来議員全員で支えるべき内閣から出た法案に、70数人が反対の意思を示したというのですから。まあ、自分が目立ちたいだけの政局屋の小沢先生や、ばかと恥の上塗りを続ける鳩山のおぼっちゃまも異常ですが、70数人をまとめきれない野田首相や執行部にも問題があるのかも知れません。
 やはり今回、一般大衆は、消費税上げ法案だけ出されたことを怒っているのではないかと思います。少なくとも、野田首相はあれだけ「身を切る覚悟」を言っていたのですから、衆院定数の50人削減法案も一緒に出すべきでした。少しも自らの身を切っていないくせに、国民に負担を強いるとは何事かという論理は確かに、小沢先生や、元公明党で小沢の腰ぎんちゃく東祥三先生に言われなくても分かることです。消費税上げは多くの人が是としているのですから、議員削減も一緒に出していれば、庶民の反発はそれほどなかったと思われます。
 それにしても、今の選挙制度はおかしいですね。小泉旋風のときも、前回の民主党の風のときもそうでしたが、小選挙区で一定政党の議員が大量当選すると、勢い比例区では下位ランク者まで当選してしまいます。ほとんど、政治家になる覚悟を持たない、たまたまだれかの推薦で名を連ねただけの人まで入ってしまいます。こんな制度は一日も早く改めるべきです。彼らに、4年間で数億円をくれてやることこそ大いなる税金の無駄遣いでしょう。
 小生は、国政を担う議員を選ぶなら最終的の中選挙区、準大選挙区がいいと思っています。なぜなら、市長より選挙範囲が小さいところから選ばれた議員が果たして国の安全保障やマクロの経済政策のことなど考えらえれるか、はなはだ疑問に感じるからです。ですが、選挙制度の改正には長い時間がかかりますので、当面はとりあえず「料亭に行きたいだけの」杉村先生のような人が当選しないよう、きちんとした政見を持たない候補者を排除できるよう、比例区の定員を大幅削減するべきであると主張したいです。
 また、国会議員になるべき候補者には、最低限日本国憲法や社会制度の仕組みを理解してもらうために、議員候補者資格試験も提唱したいです。日本国憲法に何が書かれているか分からず、それまでひたすら柔道やプロレス、俳優だけやっていた人が、その名声だけで議員になるというのはどう考えても不条理です。断っておきますが、小生は柔道家やプロレスラーが議員になることに反対しているのではありません。要は、なる以上は一定の法律的、社会的常識を身につけてほしいと思うのです。こんな主張は不条理でしょうか。
 下の写真は、香港セントラルにある有名レストラン「ユンキ」。ここのガチョウ料理は絶品です。残念ながら、今回はこの店の真ん前の日本料理屋に行き、ガチョウは食べませんでした。