つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2021-01-12から1日間の記事一覧

永倉新八がテーマの時代小説(3)

「散切り頭の新八独り旅」その1 長州藩士、不逞の浪士が集っていた京・三条小橋の旅籠池田屋に新選組が御用改めを掛けたのは元治元年〈一八六四年〉六月五日夜だ。その消息は、新選組の探索方が河原町四条上ルの古物商枡屋が怪しいとにらみ、その主人枡屋喜…