つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

原発汚染土地、放棄してはどうか

 本日の日経新聞の一面に、震災復興財源をどうするかで世論調査した結果が出ていました。それによりますと、増税を容認した意見が69%に達したとありました。当ブログで小生は再三、復興税の創設を主張してきましたが、世間の多くの人も同じように考えているのだということを知って、気を強くしました。
 復興には金がかかるのですから、運命共同体であるべき同じ国家の民がそれを負担しようというのは本来当然のこと。多くの国民はまた、それを当然のように受け入れ、後の世代に負担させる国債よりは、われわれ自身が骨身を削ろうという臨時増税を支持しているのはうれしいことです。ただ、この調査で国債増発支持がまだ13%もいたようです。残念です、こういう人には将来の日本をどう考えているのかと尋ねたくなります。
 それにしても、昨日、東電が発表した福島第一原発事故収拾の工程表で、放射能漏れを完全に防ぐためには最低6ヶ月かかるという数字には驚きました。原発周辺の人は年内には家に帰れないわけです。帰れないということは、あの共同の避難所生活を送らなくてはならないということであり、われわれから見ても想像を絶します。本当に同情します。
 いっそのこと、原発の周囲30キロ圏の人には今後、住むことを放棄させ、然るべき代替地を与えて生活してもらうことも考えていいのではないでしょうか。チェルノブイリの例もありますが、風評被害とはいえ、いったん悪評が立ってしまうとなかなか収拾がつきません。今後、農牧業をしても、その土地の生産物は必ず残留放射能汚染のことが云々されるでしょう。
 ですから、永久避難も選択肢に入れるべきです。自分の生まれ育った土地を離れるのは辛いでしょうが、情緒論を言っている場合ではないです。全国を対象に農牧業ができる土地探しをして、集落ごと移転してはどうでしょうか。
 今日の夜、銀座で開かれた片岡みい子さんの絵画展のオープニングパーティーに行ってきました。下の写真は、その席上、友人の佐藤祐二さん、PR会社の幹部女性と一緒に撮ったものです。