つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

江沢民、胡錦濤祖先の地訪ねる

 8月19日から26日まで中国を旅行していました。まず杭州空港に向かいましたが、目的地は浙江省ではなく、車で安徽省江西省へ。江南の緑豊かな風景を鑑賞したあと、杭州空港に戻り、空路アモイに向かいました。同市内を見学したあと、再び車に乗り、スワトーや烏坎村などを通って広州に移動しました。つまり、杭州から始まって広州から帰る、コウシュウtoコウシュウの旅でした。
 小生は最近、上海、大連、香港をしばしば訪れていますが、いずれも仕事絡みであまり観光とは縁がありませんでした。こうした旅行に反して、今回は、毎年夏に一緒に旅行している仲間3人と目いっぱいの観光旅行。ただ、江南の美しさだけを求めるのではなく、取材の面もちらほら。というのは、最初に行った安徽省の績渓県は中国共産党のトップ、胡錦濤国家主席の先祖が出たところ、つまり祖籍があるところ。また、次に行った江西省のム源県は江沢民国家主席の祖籍の地。中国の国家指導者の先祖がどういうところで過ごしたのかという確認の旅行でもありました。
 安徽省は1983年に訪れたことがあり、この時に山水画で有名な黄山に登っています。今回訪れたところも黄山のふもとの地域であり、山と緑と民家と田園が調和した見事な風景でした。特に最初に行った績渓県は、川をまたいで双方に家が並び、その中には胡錦濤氏のおじいさんの家も残されていました。胡錦濤氏はあまり自らを際立たせる、個人崇拝させるような行為を戒めていると言われており、おじいさんの家もまだ開放されておらず、手つかずのままでした。それに対して、江西省のム源県江湾にある江沢民氏の祖先の地は、江沢民氏自身も取り巻きを連れて2002年に仰々しく訪問したようで、当時の写真が飾られていました。
 われわれが出発した日の19日に、尖閣諸島への日本人上陸に抗議して中国各地で大々的にデモが行われました。情報では、到着した杭州市でも抗議デモがあったのですが、われわれは幸い郊外の杭州空港からそのまま高速道路で安徽省に向かったので、これに遭遇することはありませんでした。遭遇したとしても、杭州のデモは規模が小さかったようです。
 各地のデモを見ても、参加者は数百人というわずかな数。中国全体で見れば大きな動きになっていませんし、党中央もあまり火に油を注ぐようなことをしていないようです。デモ参加者は出稼ぎ労働者が多く、本質は反日でなく、貧富格差への不満、官僚への不満、そして反共産党であると指導部も見抜いているので、そうやすやすと拡大化を許すことはないのでしょう。
 われわれもその辺をちょっとは考えて、デモ騒ぎ自体にあまり過剰に反発することもないと思います。ただ、一党独裁の国ですから、何があるかわかりません。細心の注意だけは怠ってはなりませんが、、。
 下の写真は、安徽省イ県宏村にある農村の風景。