つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

一回の優勝で横綱になっていいのか

 大相撲3月場所が終わり、プロ野球が開幕しました。プロ野球ファンとしてはうれしいシーズンの到来。まあ、野球にとどまらず、マスターズゴルフ、フレンチオープンテニスなどなど、国際的なビッグイベントが4月から目白押しで、いろいろなスポーツウオッチングが楽しめる季節となりました。でも、それにつけても、大相撲の日本人勢の非力さ、プロ野球開幕戦では巨人の強さがやたらと目立ち、小生にしてはちょっと面白くない気分でもあります。
 モンゴル人の鶴竜横綱になりました。朝青龍などと違って人柄も良さそうな関取で、正直おめでとうと言いたのですが、半面、なんでまたモンゴルなんだよという思いも出てきてしまいます。ここ何年か、日本人関取の優勝はなく、しかも横綱も出ない。これでいいのかよという思いは多くの日本人に共通していると思います。
 鶴竜横綱昇進にケチをつけるつもりはありませんが、でも、敢えて苦言を呈すれば、たった一回の優勝で横綱にしていいのかと言いたくなります。もともと横綱昇進は連続2回優勝が目安だったはず。鶴竜初場所白鵬と本割相星で、決定戦で負けたわけで、これに準じるのかも知れませんが、ちょっと解せない感じもありますね。「大相撲も興行だから、話題作りが必要」と言われれば、それまでですが、、。
 魁皇などは5回優勝経験があるのに横綱にはなれませんでした。これは連続優勝がなかったということですが、彼の平均的な力、実力で言えばなっていいのかも知れません。逆に、鶴竜は一回のチャンスをものにしたということで、一定期間に限りない強さを発揮したのですが、安定的な力は未知数です。昨年一年間の場所を見る限り、平均的な力強さは見えてません。ひょっとすると、今後8勝、9勝が続く横綱になる恐れもあります。
 それにしても、日本人の期待の星である稀勢の里は相変わらず駄目ですね。あの目をぱちくりする神経質そうな、それよりもおどおどしたという言葉の方が適切かも知れない彼の土俵上の顔は、どう見ても、相手に威圧感も与えませんし、観衆にも信頼感を与えません。
 彼は、一回も優勝もできず、横綱にもなれずに終わるのではないかと小生はかつてこのブログで書いたことがありました。そうなって欲しくないという思いも片方にあったのですが、今の状況を見ていると、どうも小生の指摘が当たってしまいそうです。ここ一番、絶対に負けてはならないという時に負けてしまう彼の小胆さは相撲取り、いや勝負師に向けていないのかも知れません。
 下の写真は、伊豆大島・岡田港の土産物販売所にいた「島のあんこ娘」たち。ふだんは島めぐりのスタンプラリーの抽選所にいますが、船の入出港時に岸壁に並び、観光客を歓迎、歓送します。