つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

花見の宴は楽し

 今年も東京地方のソメイヨシノが満開になりました。昨年に比べてちょっと遅い感じがします。小生が上海などに旅行する前、開花は20日ごろと言われ、「ひょっとすると、中国旅行をしているうちに、桜は散ってしまうのではないか」と心配していましたが、案に相違して寒さが続いていたせいか、25日に帰ってきても2、3分咲きで、安心しました。毎年、桜を見ると、浮き立つのはやはり日本人の故でしょうか。
 それにしても、この桜の季節に、北朝鮮はミサイルを飛ばすとは、なんと無粋な。昨年の秋葉原の無差別殺人事件のように、だれからも相手にされない人間が、存在感を示すため、他人に悪さをすることはよくあることですが、まあ、国にもそういうところがあるのですね。今さら、詮ないことなのですが、やはり、北朝鮮の良識ある幹部、軍部の方々よ、憎まれっ子もいい加減にして、国際協調の輪の中に入ったらどうですかと言いたくなる。
 すでに4日。かの国が宣言した「人工衛星」というミサイルの発射期間に入っている。4日午後4時まではなかったが、まだ期限切れには4日ほどある。たぶん、ミサイルを政治的な道具とするなら、期限ぎりぎりまで引き伸ばし、脅し続けてくるでしょう。
 ところで、今回の北朝鮮ミサイル騒動で、いちばん喜んだのは実は麻生首相本人ではなかったでしょうか。外交、安全保障ではタフな姿勢が見せられ、ある意味、安全保障政策がよく見えない民主党との違いを際立たせることができたからです。支持率も好転の兆しがあるようで、内心、金正日さまさまとほくそえんでるかも。これで、5月24日の大安総選挙の可能性はおおいに出てきましたね。
 また、自衛隊も、実際に迎撃ミサイルを撃たないまでも、迎撃ミサイルの配置態勢で格好の訓練ができたし、第一、安全保障に関する存在感を示せました。これは、ソマリア沖での対海賊商船警護と合わせて、日本の安全には自衛隊が欠かせないという印象を国民に持たせるもので、自民党の得点となり、自衛隊員には誇りとなったことでしょう。自民党の機関紙にコラムを書いている者としては、同慶の至りです。
 上の方の写真は、小生の自宅近くにある横浜市桜木町大岡川両岸の桜(5日午前撮影)。下の写真は、4日夜、東京・市谷土手で行われた恒例の「おつな寿司セミナ―」花見会のスナップ。新宿にある出版社の幹部であるおつな会同人が会社の宴を開くときに、その一部のスペースを毎年借してくれています。今年も多国籍で10数人が集まりましたが、その中の美女3人をスナップしました。