つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

長妻氏は、労組委員長から社長になったよう

 今、ニュースフラッシュで流れましたが、鳩山内閣厚生労働相長妻昭氏が就任するとか。イヤーびっくりですね。
 といいますのは、彼は年金不明問題を摘発した仕掛け人で、その後も舌鋒激しく厚労省を批判してきた人です。かの役人たちもこの人だけは来てほしくなかったと思っていた人でしょう。それだけにがっくりしている様子が目に浮かびます。
 役人ががっくりするのはいいのですが、肝心なのは今後の厚生行政です。長妻氏が今まで通り攻撃的にがりがりやれば、全省挙げて役人はそっぽを向くでしょうから、行政の停滞は否めません。そうなると、長妻氏が大臣に就いたメリットはないわけで、彼にとってもマイナスでしょう。じゃー、懐柔策に出て、役人にいい顔を見せればいいのか。そうなると、今度は期待していた国民が何だという感じになるはずです。
 ですから、彼は前門の虎、後門の狼の状態にさらされるわけで、彼個人の力量、人間の深みが問われるところです。マスコミ経験者(日経ビジネス記者)というのは、攻撃は得意だが、守りや懐柔はにがてという人が多いのです。労働組合の委員長からいきなり社長になるケースはあまりありませんが、今回のケースはまさにそんな感じです。
 ところで、鳩山内閣の顔ぶれを見ていると、どうも鳩山氏の側近を中心に旧民社党・連合、社会党系の人ばかりの起用のようで、挙党的な人事配置とは思えません。先の代表選で岡田克也氏を担いだ馬淵とか、蓮ホウ、小宮山女史とか、野田とか、枝野とかは入っていませんね。この辺が鳩山氏の限界かも知れません。意外に器量の小さい人かも知れません。こういうえこひいき人事が今後の党内抗争にならなければいいのですが、、。
 八ヶ岳天狗岳は2つの峰から成っており、この写真は、西天狗岳から東天狗岳の頂上を写したものです。