つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

ヤミ賭博で恐喝とは禁じ手だ

 小生は子どものときからの相撲ファンであることは前にも書きました。最近は外国人力士ばかりの活躍でつまらない感じはありますが、それでも休みの日などには午後の2時間ほど、テレビにかじりついて見ています。
 その大相撲が今、野球賭博騒ぎでたいへんなことになっています。小生は別に相撲取りが賭けごとをするのは否定しませんし、仲間内でマージャンをやろうが、花札をやろうが、ゴルフで賭けようが自由であると思います。小生らも記者時代に、記者クラブでマージャン、花札の手慰みはよくしていました。ですが、相撲取りがこと暴力団が仕切る野球賭博に絡んだとなると別の問題で、成り行きを大いに心配しています。
 つまり、力士が野球賭博をしているとなると、へんな疑惑が生まれます。暴力団うちでは当然、大相撲の勝敗を賭けの対象とする相撲賭博もあるでしょうから、もし野球賭博で力士の負けが込んで、その返済ができなくなったら、今度は相撲賭博でお返ししろという相互関連の疑惑も出てきかねないということです。
 もしそういう話が一件でも出てきたら、相撲界には大打撃となりましょう。週刊誌で書かれた今までの八百長疑惑が一気に再浮上します。これまでの勝負はなんだったかということになり、スポーツ競技としての相撲は瓦解します。ファンとしては、そんなところまで波及しないよう祈るだけです。
 それにしても、野球賭博の胴元となった幕下力士の兄の暴力団員というのは、とんでもない輩ですね。琴光喜が勝負に勝った金を請求したところ、逆に「ばらされたくなかったら、金を出せ」と脅し、300万円取り、さらに1億円を要求したというのですから。そんな奥の手を使ってどうするのですか。
 競馬のノミ行為にしろ、なんにしろ、ヤミの賭博場は賭け金の支払いはきちんとするのが決まりでしょう。もともとテラ銭を取っているのだから、賭け金の返済では損はないはずです。それなのに恐喝とは。小生がもし胴元なら、永遠に続く"安全"でおいしい客筋をみずみす逃がすことはしないでしょう。
 そういう意味では、この胴元の暴力団員は、一時の大金に目がくらみ、禁じ手を使ったことで、多くの仲間のヤミ賭博場に迷惑をかけているのではないでしょうか。小生がヤミ賭博場まで心配することはないのですが、大好きな相撲に関係しているだけに残念です。
 下の写真は、前回と同じように、外国留学生に奨学金を出す千葉の財団のパーティーの模様。右側であいさつしているのが、小生の友人である財団理事長の岡本君です。