つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

相変わらず毛バリの左翼政党

 菅首相が消費税上げをほのめかしたのたですが、党内から反発があり、特に小沢一郎前幹事長は選挙応援で山梨を訪れた際、反対を叫んでいました。幹事長を辞めても、相変わらずいやな男ですね。世の中、いい加減に有権者をだまして票をもらおうというさもしい根性の政党、候補者が多いですが、消費税反対、増税は必要ないなどと本気で主張している連中がいたとしたら、本当に無責任の極みだと思います。
 国の一般会計を見ると、今年度、40兆円弱の税収で80兆円という予算を組んでいます。正直なところ、こんな状態では増税はやむを得ないのではないでしょうか。もし、増税はするなというなら、予算規模を小さくし、こんな予算は要らないと大胆に提言すべきです。収支のバランスを取ることは何にも増して重要なことでは。
 そしたら、別の無責任左翼政党などは、軍事予算を減らせ、大企業の法人税を増やせとしています。では、軍事予算を減らして非武装になるのですか、安全保障は何も考えないということですか、と問いたくなってしまいます。ばかな人はだまされてしまうのですが、これも実はありえない話なのです。
 周辺に危険な国がうじゃうじゃしているときに、非武装でいいというなら、一度あなたの家も夜、部屋の鍵をすべてかけず、窓を開け放して寝てください。こちらは友愛の心があるのだから、そちらも友愛を示してくれるだろうというほど国際政治は甘くないのです。国家の安全が何にも増して重要なことは論を待ちません。
 大企業の法人税も、一見筋が通っているようですが、もし法人税を上げたら、大企業のほとんどは多国籍化し、その本社は日本を離れてバミューダかケイマンに行ってしまいます。そうなれば、企業展開、雇用状況もグローバルになるので、日本国内の雇用はぐっと減ってしまうでしょう。それでもいいのでしょうか。
 かつて自民党渡辺美智雄議員が、「無責任政党の毛バリにだまされてはならない」と心配していました。ですが彼らの支持率を見る限り、それほど懸念することはないでしょう。こんなことを主張している政党は所詮、有権者の3%以上の票は取れません。選挙民もそれほど愚かではないのです。
 下の写真は、雨の日、三軒茶屋駅近くで飲んだとき出食わした光景。学生風の男女2人が駅前でサンドイッチマンスタイルで居酒屋の宣伝をしていましたが、女性のかわいさが目立ちました。