つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

「自分の命が第一」と命名すればいい

 小沢一郎一派が民主党を離党して、なんと「国民の生活が第一」なる政党を作ったとのこと。もう、完全なお笑い種ですね。小沢”先生”の元妻が明らかにしているように、彼は放射能が怖くて選挙区の岩手に行くどころか、東京からも脱出し関西に逃げた男です。彼にとっては「自分の命が第一」であり、「国民の…」とはちゃんちゃらおかしい。よくも恥も外聞もなく、こんな命名をしたものです。
 小沢”先生”にくっ付いていった人たちも同類でしょう。消費税に反対するのは結構ですが、では他に財源が生み出せるかという疑問には何にも答えていない。国家財政の一般会計の半分以上を国債に頼っている現実に政治家としてどれだけの憂いを感じ、ギリシャと同じようになることにどれだけ心配しているかにも明確に語っていません。単に、目先のことしか考えない老人や主婦に迎合しているだけにすぎません。
 これでは、少なくともステーツマンとは言えません。単なる町内会の老人、主婦の代弁者でしかありません。政治家は最低20年先、できれば50年、100年先を見据えて国家のことを考えていかなければなりませんが、小沢一派にはそんな人はいないようです。消費税法案への投票行動を見ると、民主党には近視眼者が100人近くもいて、さらにはその半分は政権与党から離党するなどというのは本当に常識では考えられないことです。
 小沢”先生”にくっ付いて行った人、特に衆議院議員は、選挙間近でもあり、消費税反対と言った方が選挙民に受けがいいと判断したのでしょう。そういう意味では、「国民の生活が第一」ではなく、「自分の選挙が第一」なんでしょうね。でも、選挙民はそれほど近視眼的な人ばかりではありませんよ。自分の子供、孫の世代に負担をかけなくないから、今こそ増税に応じるべきと考えている人が結構います。その数を見くびってはなりません。
 「福祉は寄こせ、税金は上げるな」では、左翼系の無責任野党と一緒ではないですか。責任ある政権政党はこんなことは口が裂けても言えません。あ、そうか、小沢一派も結局、無責任議員の集合体だから、野党にならざるを得なかったという構図でしょうか。それなら、いっそのこと社民党と合体したらいい。この先、小沢さんは地域政党からも見放され、だれからも相手にされなくなるのだから、再びスポットライトを浴びるには社民党との合体という選択がいいのかも知れません。
 下の写真は、香港島セントラルのミッドレベルにある長いエスカレーターの風景。昔、このエスカレーターに乗って友人のマンションに向かい、テニスをしたことを思い出します。これもノスタルジック訪問です。