つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

民主党議員よ、クレージーになるなかれ

 ある意味、国民無視のまったく勝手な振る舞いではないでしょうか。それは6月早々、党内の選挙で選び、首相にしたばかりの菅直人代表をあれから3カ月もたたないうちに、再び党内選挙で引きずり降ろそうとする動きのことで、そういう勢力がいるというのが理解できません。
 参院選で負けたからと言っても、必ずしも菅氏独りの責任とは思えません。鳩山−小沢コンビにも責任の多くがあると思っている人も少なくないでしょう。それなのに、なぜ今、菅降ろし、小沢擁立なのでしょうかね。国民をばかにした話で、本当にばかな政党としか思えません。選挙民を愚弄するのもいい加減にしてほしい。
 今さら、なぜ小沢擁立なのですか。小沢氏が代表になりたかったのなら、なぜ6月の代表選で対抗馬に立たなかったのでしょう。それは、自分が出れば、参院選挙に惨敗するだろう、その風当たりは避けたい−という一心だったからでは。こんな輩に政治を任せていいのですか。
 第一、小沢氏が代表になって、何が変わるのでしょう。民主党の画期的な反転攻勢でもあるというのでしょうか。再三指摘していますように、彼には日本をどうしたいという政治哲学はありません。すくなくとも、日本改造計画の本を出したときは少しはあったのでしょうが、今、彼は政権を取ったらぜひやりたいという政策を何も打ち出していないですね。所詮、権力を取ることだけが目的の男です。
 世の中、顔を見るのもいやだという生理的に受け付けない類の人がいますが、小生には小沢一郎なる人間がまさにそれです。あの偉そうな物腰、人をおちょくったような作り笑い、たまに所在不明などになってマスコミに目立とうとする思わせぶりな姿勢、どれをとっても好きになれる要素はありません。
 これらは小生の勝手な印象だと言われるなら、100歩譲って甘んじて受けましょう。でも、彼が公共事業で隠然たる力を発揮し、利権をかすめ取っているのは事実で、これはもう私的印象でなく、これは公憤としていいのではないかと思います。主張する政策もない利権屋政治家を首相にさせることはできません。
 彼は官僚と対決する政治家などとおだてる人がいるが、ふざけるなと言いたいですね。利権をむさぼるためにいちばん官僚を使ってきた人ではないですか。かつて湾岸戦争のとき、日本は130億ドルを拠出しましたが、その一部が日本に還流され、ある政治家の懐に入ったと言われていますが、その時、自民党の重鎮だったのが小沢氏です。こういう構図は政治家だけでは構築できません。
 民主党の一部の政治家はいったい何を考えているのでしょう。本当に小沢氏でいいのですか。本当に力があると思っているのですか。所詮、幻想ですよ。すぐにボロが出てしまうでしょう。もし、彼を支持するとすれば、国民の生理感を無視したクレージーな行為といわざるをえません。
 下の写真は、羊肉のしゃぶしゃぶで有名な北京の「東来順」レストランでのディナー。今回の中国旅行に同行した3人、北京にいる大学時代の友人2人のほか、たまたま北京で取材活動をしていた著名な評論家、宮崎正弘さんも一緒でした。