つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

小沢氏の”人格”は疑う余地なし

 世の中、理不尽なこと、不可解なこと、腹立たしいことは数多いですが、この夏は特にそんなものが多く、気候的に暑い夏がさらに人々の怒りの熱気で加重されて、異常な暑さを醸し出しているように思います。
 その第一は、小沢一郎前幹事長の民主党代表選出馬です。どう考えても納得いかないし、冷静に考えれば、彼が出てくる余地はないと思うのです。3カ月前に政治とカネの問題で、鳩山首相が自らの辞任とともに、道づれに隠遁させた男ですよ。そのときは、ふんふんと納得したふうな顔をしていたのに、まさに舌の根も乾かないうちにまたまた登場とは、どの面下げてと言いたくなります。
 ついでに言えば、首相を降りて隠遁したはずの鳩山氏が今回、仲介役をきどってしゃしゃり出てくるのも解せないのです。さらに、ついこの間まで菅直人支持と言っておきながら、突然小沢支持に回ったのは、まったく政治家の言葉の重みを知らない3流以下の政治家ということでしょう。こんな奴が首相をやっていたなんて信じられない。
 代表選は議員だけで選ばれるものではありませんが、新聞の調査によると、議員だけの勝負では小沢支持が多いというのです。本当かよ、と思わず叫びたくなります。小沢などに入れる議員は次の選挙で絶対報復されるはずです。そう信じたいですね。
 その点、渡部恒三藤井裕久、石井一各長老議員の判断、発言は、ごくごく常識的であると思います。思い起こせば、小沢なる人間、過去の政治生活で絶えず側近議員、親しい議員を裏切り、敵に回してきたことは周知の事実で、枚挙にいとまがありません。最後まで残った自民党新生党新進党以来の盟友であるこの御三方も反小沢に回ったのですから、小沢氏の”人格”は疑う余地のないところしょう。
 そんな人間を日本国の首相にしてどうするのですか。もう一度、民主党の諸兄は自らの今後にどちらがプラスか、よくよく考えて行動してもらいたいと思います。
 下の写真は3枚とも、今年春にグルジアを訪れた畏友の山本悦夫さんが撮ったもの。グルジアには同国出身のスターリン銅像がありましたが、山本氏の訪問中、それが取り壊され、偶然その前後の写真を撮ったのです。取り壊されたあとの女性の驚きの表情が面白いですね。