つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

またまた勉強会とは、あきれて…

 まあ、あきれてものが言えないとはこのことでしょう。民主党党員資格停止になっている小沢一郎御大が消費税導入反対で議員を結集、新しい勉強会をつくったとのこと。年末にこうした事態が起こるのは、翌年の政党助成金の絡みがあるので、予想されることですが、それにしても、すでに政治生命が終わっている小沢氏がまたぞろ政局にする意気込みを見せていることにあきれるし、民主党の議員もよくこんな御仁にお付き合いしているなと思うのです。
 この勉強会づくりの動きは、世間に対しまたまた政局にするぞと思わせることによって、自分が再びマスコミのフラッシュを浴びたいという意味以外考えられないですね。もし、彼が消費税の早期導入に心から反対ならば、野田首相とひそかにサシで話し合い、引き止めにかかることから始めるのが筋です。党員資格停止中とはいえ、同じ党の人間なのだし、実力者なのだから、望めば野田さんも当然会うでしょう。それがいきなり勉強会づくりとは…。彼は本当に政策など関係なく、政局にしか興味のない男なのがよく分かりました。
 再三、このブログでも取り上げていますが、小沢氏は自らが出馬した代表選投票では菅直人に負けているし、先に代表選で自らが支持した海江田氏が負けたことでも分かる通り、もう党内的には終わった人です。党内では人気がなく、マジョリティーが取れないことがはっきりしたのです。それにもかかわらず、自分を支持する少数を集めて動き出すのは、ある意味、党内民主主義を無視した無茶な仕儀です。もし、野田首相の路線がいやなら、離党すべきでしょう。
 冷静に考えてみれば、自らの選挙区である岩手県地震津波で大被害を負っているときに、政局にする余裕などあると思えますか。復興が至上命題でしょう。今はただ、静かに野田首相の手腕を見守り、助けることが第一でしょう。野田氏はまだ就任して3カ月程度なんですよ。それなのにまた首相降ろしの先頭に立つとは、どういう精神構造なのか。これ一つ見ても、彼が東京育ちで、地元に芯からの愛着を感じていない証拠です。地元民はどうしてそれが見抜けないのでしょうか。
 小沢氏は、東京でのあいさつ回りに来た大阪市の橋下市長と思わせぶりに40分も会談し、大阪維新の会との連携を視野に入れるような姿勢を見せています。橋下市長は、小沢という男がかつてすべての政策を壊し、政党を壊し、政局の中で自分が脚光を浴びることしか考えていないということを知っているのでしょうか。もし、橋下市長がこの男と連携したら、大多数の選挙民の支持を失うことを肝に銘じておくべきです。
 下の写真は、我が家の愛犬マオ。