小沢一郎裁判で、このほど小沢被告に無罪判決が出たのですが、これもおかしなことで、秘書は政治資金規正法違反で有罪になっているのに、その親方が無罪になるというのは如何としても解せません。しょせん、政治家と秘書は別人格だから、親方は知らないこともあるということなのでしょうか。裁判所は疑わしきは罰せずですから、無罪としても致し方ないでしょうが、世間は許さないでしょうね。
そもそも小沢判決後の民主党の対応は何なのですか。無罪判決が出ると、さっそく党籍を戻し、小沢一郎氏にそれなりの要職を与えようと画策しています。その推進力になっているのは、どうも山梨日教組出身であの田舎のおっさん顔した幹事長のようです。いったい左翼の日教組が、田中角栄金権体質を受け継ぐ小沢を助けるとはどういう料簡なのでしょうか。日教組という組織もしょせん権力主義的なのでしょうか。
再三言っているように、小沢なる男、日本国のことなどみじんも頭に置かず、専ら自らの存在を顕示し、政治の舞台でいかに世間の注目を浴び続けていたいかということだけしか考えていない人です。同じ党内なのに、野田首相が政治生命をかけると言っている消費税引き上げにことさら反対し、その一方で新党なども画策して、橋下大阪市長に擦り寄っているのがそれを如実に物語っています。マスコミの注目を浴びることが大好きなのでしょう。
でも、橋下徹市長は絶対に消費税反対の小沢とは同一歩調は取らないでしょう。もし、そんなことをしたら、大阪維新の会は自らの首を絞めてしまうことになります。何度も書いているけど、いい加減にマスコミは小沢を取り上げるのを止めてくれませんか。実質的にはもう政治的な影響力はないからです。自民党も見向きもしないし、橋下維新の会もノーサンキュー、さらに石原、亀井新党だって小沢と組む余地はないでしょう。
今、民主党内にわずかに小沢シンパがいますが、あれは選挙目当て、選挙資金目当てであって、彼の復活を心から期待している人はいないでしょう。小沢などにくっ付いていたら、次の選挙では確実に落選です。もう小沢の”神通力”なるものはないのです。無罪判決が出たって、もう過去の人なのです。
下の写真は、新潟県柏崎市の米山山頂から東電柏崎刈羽原発方面の日本海を望んだ風景。疲れた老人も写っていますが、ごかんべんを。
