つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

ユーちゃんは裕次郎に決まってるだろ

 話題の日ハム、斎藤佑樹選手に対し、幼い子供たちは「ユーちゃん」と呼び掛けています。TBS土曜夜の番組「ニュースキャスター」で仮装して出てくるビートたけし風に言えば、「何、ユーちゃんだって、冗談じゃねい。ユーちゃんと言えば、石原裕次郎にきまってんじゃねいか。何が斎藤佑樹だ。馬鹿言ってんじゃねい」というところでしょうか。
 われわれの世代、いやもっと上の世代ではユーちゃんと言えば確かに石原裕次郎のことで、この人以外でユーちゃんは考えられないのです。でも、石原裕次郎って昭和の時代に亡くなっている人で、もう23年以上たっています。裕次郎を知らない平成生まれがすでに成人しており、斎藤佑樹裕次郎と同一時代に生きていない世代。ですから、いつまでも裕次郎がユーちゃんでもなく、斎藤佑樹のユーちゃんでいいと思います。
 そんなことを言うと、気象協会に勤める小生の友人などからは、「何かようか(8日)、ここのか、とうか」みたいなそんな掛け合いの駄洒落風に、「何を言うじろう(裕次郎)、赤木圭一郎」と揶揄されてしまいそうです。でも、この駄洒落も古いですね。第一、赤木圭一郎なんて知る人は60歳以下でほとんどいないし、今や石原裕次郎も知らない世代が出てきているのですから。
 それにしても、マスコミにおける斎藤佑樹の人気ぶりは異常です。まだ、プロではなんの実績もない選手なのに、連日一挙手一投足を追い回し、また、それがさらなる相乗効果を呼んで、キャンプには大勢のファンが押しかけています。確かに、斎藤選手はゴルフの石川遼と一緒で、謙虚さとナイーブさを持った癒し系であり、インタビューを聞いていても本当に不快感を与えません。そんなところがまた人気の秘密でもあるのでしょう。
 でも問題は斎藤佑樹のプロ選手としての実力でしょう。巨人に入った中大出の沢村拓一や、西武に入った同じ早稲田出身の大石達也のふてぶてしさと違って、何か線が細そうで、プロではちょっと苦労するのではないかという印象を与えます。プロ野球全体の人気を盛り上げる意味では、なんとか活躍して欲しいのですが、まあ、フルシーズンで10勝は難しいのではと小生は予想しています。
 下の写真は、先日会社の仲間とディズニーランドに行ったときのスナップ。シンデレラ城をバックにするとは、ちょっとてれます。