つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

災害と病気予防CM、何の関係?

 いろいろな人が取り上げているので、やめようかと思いましたが、今でも依然、テレビで放映されているので、一応クレームをつけておきます。それは、ACジャパン、旧公共広告機構のCMです。最初は神妙に見ていましたが、あれだけしつこく放映されると、もううんざりという感じです。
 災害時に周りの人に思いやりを持つという趣旨で、妊婦に席を譲ったり、老人をいたわったりするバージョンはいいでしょう。今、電車でも足を大きく開いて座ったり、満員でも足を組んで座ったり、イヤホンつけて大きな音を立てたりする無神経な人が多いですから、そんな人がこれを見て少しでも周囲に神経を遣う気持ちを持ってくれたら助かります。
 「あそぼ」と言ったら「あそぼ」…のバージョンもまあまあ理解できます。最初は意味が分からなかったのですが、後で思うに、優しい感情で接すれば、相手は優しく応え、冷たくすれば冷たく応えるという、要は、相手の反応はこちらの対応次第ということでしょう。まあ、心理学の中にも「アサーション(人間関係を壊さない対応)」という言葉もありますので、理解できます。でも、一見内容が分かりにくいものを何度も繰り返していると、所期の目的とは逆効果になることもあります。
 もっとうんざりするのは仁科親娘の子宮けいがん、元全日本サッカー代表チーム監督のオシム氏の脳梗塞予防のCM。これは何だろうかと思います。どう見ても災害とは関係ないし、被災民を思いやるといった災害支援の感情醸成に役立つものでもないでしょう。そんなCMを朝から晩まで、これでもかこれでもかと見せられるのはたまりません。
 そう思う人は多いようで、テレビ局ににクレームをつけるだけでなく、ACジャパンの本部や仁科親娘のHPにも苦情が行っているそうです。小生はそんな失礼なことはやりませんが、クレーマーの気持ちが分かる気がします。ACジャパンのCMでも結構ですから、もっとバージョンを増やしてもらえませんかね。
 小生自身は、もういい加減、商品を宣伝する普通のCMを全面的に流してもいいのではないかと思います。もし、まだ駄目よという言う人がいるなら、折衷案として、商品CMの最後に、「わが社はこの商品を…個、被災民に届けています」などの付けたしの文句を入れたらどうでしょうか。企業にとっては、「決して被災地のことは忘れていませんよ」というイメージアップになるし、視聴者にとっても被災地にあの商品も送られているのだと知ってうれしくなるはずです。
 上海の外灘(バンド)近くにある和平賓館で演奏する有名なオールドジャズバンド。なんと一部の演奏家は戦前からやっていたとのこと。このライブ、昔、80年代は気軽に立ち寄れたところでしたが、今では、予約なしでは入れません。